仕事を知る

職員インタビュー

研究職員

食品研究部門
食品健康機能研究領域 食品物理機能ユニット
(平成27年度 入構)

青果物のおいしさ評価技術の研究開発

これが私の仕事
青果物のおいしさ評価技術の研究開発

生産された青果物は、収穫後に生鮮のまま、もしくは加工されて食卓に並びます。その運送・保蔵・加工中では、青果物のおいしさが大きく変化しています。私はおいしさに関わる品質、特に「かたさ」などの物理的性質に着目し、運送・保蔵・加工中における青果物のおいしさの変化を、電気的手法を使って迅速・安価・簡便に示す評価技術の開発を試みています。また、青果物以外の加工食品のかたさの評価なども担当しています。
農研機構では、農産物の育種や生産技術開発を行う研究者が多いのですが、私は主に食べる直前の農産物を対象とした研究を行っていることになります。

一番うれしかったことにまつわるエピソード
「自分の研究が、国をどう変えるのか」という大きな視点を持てる仕事

学生時代から、「研究」とは、自分のひらめきを信じ、新たな現象を追求していくことだと思っていました。この考えは今でも変わっていません。しかしながら、国立研究開発法人に属する研究者として研究を行うには、それだけでは考えが甘いと気付かされました。自分の仕事が、国を動かす大きな流れのどこに位置付けられていて、どのような解決すべき課題があり、解決した場合、国民に対してどのような効果が望めるのか、ということを常に考えることも、同じように大切だと考えるようになりました。 大きな視点を持つように成長ができたことは嬉しく思います。そうした考えを持ちながら、現在は、農林水産省が研究機関に委託するプロジェクトにも、食品の物理的性質の専門家として参加し、国の食糧生産・加工技術の発展に資する仕事を行っています。

農研機構を選んだ理由
興味の一致と研究環境の充実

農産物や食品に対する興味、研究に対する自由度、人や機器などの資材の充実の3点が大きなポイントでした。元々、自分の食べているものへの興味があり、働くならそれに関する仕事がしたいと考え、就職活動では、農産物や食品に関する法人やメーカーなどを受けていました。その中で、農研機構は、食と農に関する日本最大の研究機関であり、その分野においては極めて幅広い研究を行うことが出来ることに加え、国際的に著名もしくは個性的な研究者や実験機器を多く有していました。
また、研究職員は早い段階で裁量労働制を希望でき、特別休暇・有給休暇をとりやすいため、プライベートの時間の確保が出来る魅力もありました。これらのことから、この会社に決めました。

学生のみなさんへのメッセージ

人生の全てを仕事に捧げる必要はありませんが、就職してから約40年間、起きている時間の最低5割は仕事をすることになると思います。5年、10年、20年、30年、40年後、そして退職後に、自分はどんな風に生きていたいのか、その仕事や会社でなりたい自分になれるのかと自問自答し、妥協の無い、後悔しない選択肢を探ってみてください。頂いた内定をなんとなく受け入れた人達は、かなりの確率で仕事を辞めたがっていますので、お気を付けて。