仕事を知る

職員インタビュー

研究職員

農業技術革新工学研究センター
総合機械化研究領域果樹生産工学ユニット
(平成27年度 入構)

果樹・茶栽培用機械の研究開発を担当

これが私の仕事
果樹・茶栽培用機械の研究開発を担当

果樹や茶の栽培において、作業を楽に効率良くできることを目指して機械の研究を行っています。慣行では手作業で行っている作業を機械作業にするために、新たな機械の考案、設計、試作を行い、実際の使い方や能率等、作業体系全体が研究対象となります。機械を試作すると、各都道府県の農業関係の試験場や農家さんのほ場に持ち込んで試験・調査を行います。試験場の方からは同じ研究者として、農家さんからは栽培のプロとして様々な意見が聞けます。これは研究を進める上で非常に貴重であり、おもしろいところだと思います。また、同じ作物でも産地により栽培方法や考え方が違うため、同じ目的の機械でも一つの仕様で対応できないことがあります。これは非常に難しいことですが、やりがいでもあります。

一番うれしかったことにまつわるエピソード
農業機械の研究は全国から必要とされていると実感。

日本全国、いろいろな産地で試験を行うため、広いつながりを持てます。農業機械の研究を行っている機関は都道府県の試験場では少なく、果樹、茶用の機械を専門研究している機関はおそらく私のいる部署だけだと思います。各都道府県の果樹研究者が集まる研究会や会議に参加すると、「うちの県ではこういうことで困っている、機械化できないか」「今開発を進めている機械はぜひ実用化に向けて頑張って欲しい」等、意見や激励を多くいただきます。必要とされていることを実感し、大変うれしく、また身が引き締まります。農業は自然環境、作物条件等様々な要因が絡まり合い、工場の様に作業環境が一定ではないため機械化が難しく、まだまだつらい作業が多い産業です。機械の研究開発を通して産地の活性化に役立ちたいと思います。

農研機構を選んだ理由
広い分野の農業技術を研究、実用化するスペシャリスト集団

私は大学時代から農業機械を専攻していました。就職活動では民間の農業機械メーカーも視野に入れていましたが、農業機械と一口に言っても稲作、野菜作、果樹作、畜産等多くの分野があり、その広い分野の機械の研究開発を行うことは、民間企業では多くありません。民間企業ではできないチャレンジングな研究ができるのも農研機構の大きな魅力でした。研究から実証、実用化まで一貫して担当するため広い視野を持つことができ、また、全国各地に拠点があり、様々な環境での試験が可能なのも大きな魅力です。各専門分野のスペシャリストも多く、広い分野から意見が聞けることは、研究を進める上で大変貴重なことです。

学生のみなさんへのメッセージ

私は、学部卒予定で就職活動を開始しましたが、当時の正規採用試験は修士以上が応募資格のため受験を諦め、任期付き研究員の試験を受験し農研機構特別研究員として採用されました。正規採用になるにはもう一度試験を受ける必要がありますが、研究職に就きたいという思いが強く正規試験を受験しました。
自分のやりたいことがみつかったら、可能性がある限りはあきらめないで頑張って下さい。失敗することもあると思いますが、落ち込みすぎず前を向いて活動して下さい。