仕事を知る

職員インタビュー

研究職員

農村工学研究部門
地域資源工学研究領域 地域エネルギーユニット
(平成27年度 入構)

農村における再生可能エネルギーの利活用に関する研究。

これが私の仕事
農村における再生可能エネルギーの利活用に関する研究。

資源やエネルギーは農村に多く存在しているものの、科学技術が進歩した現代社会では、農村は容易に都市部から資源やエネルギーを安価に購入できるため、農村に賦存する資源やエネルギーはあまり注目されていません。しかし、農村で資源やエネルギーの自給を促進することで地域のオリジナリティを見出すとともに、地域経済を刺激し、農村が活性化すると考えます。私の仕事は農村にある未利用な資源やエネルギーを有効に利活用する技術や仕組みの研究です。
現在は小水力発電をテーマとして、農業水利施設における小水力発電設備の導入技術の開発に取り組んでいます。日本各地にある農業水利施設に現地調査に行き、管理者や地元住民と現状の課題や地域のニーズについて意見交換し、効率的に農業用水からエネルギーを取り出す方法を模索しています。

一番うれしかったことにまつわるエピソード
いろいろな立場で農林水産における課題やニーズを考えることができる

昨年、農林水産省農村振興局の行政事務研修員として、行政の仕事に従事し、農村の畑地整備において、直面する現場のニーズや課題を制度面から取り組みました。最も印象的だった仕事は農林水産省の管轄である土地改良に関する法律の改正です。法律の内容の理解や法文による独特な記述はとても難しいものでしたが、作業を終え、改正できた法文を見たときは達成感がありました。また、行政職員の方と一緒に働くことで、農林水産省からみた研究機関の立場や求める研究、制度面からみた研究課題など研究だけでは気づくことができない視点で課題を見ることができ、とても貴重な体験をしました。農研機構は研究職だけでなく、行政職、研究部門の運営などスペシャリストかつゼネラリストになれることがとても魅力的だと思います。

農研機構を選んだ理由
農学分野のスペシャリストかつゼネラリストになれる

私は6年間、農業土木学を大学および大学院で専攻していました。卒業後は長年学んだ専門分野を活かしつつ、今後新たに発生する技術課題に挑戦し、社会全体に貢献したいと考えていました。理想を踏まえて就職先を探していると、(国研)農研機構農村工学研究部門(当時:(独)農研機構農村工学研究所)は常に社会や行政のニーズを受け止めた研究を推進していることや行政(農林水産省)との人事交流があることを知り、農学分野のスペシャリストかつゼネラリストになれる、この会社を選びました。
この会社で私は農業土木学をさらに追求しつつ、未知なる領域に踏み込んで、新しい技術の開発や更新などの研究に携わるだけでなく、新技術の現場への普及やニーズなど行政に関わる仕事にも果敢に挑戦したいと考えています。

学生のみなさんへのメッセージ

「自分が本当にやりたいことは何か」をしっかり分析することをお勧めします。また、「もっと勉強しておけばよかった」や「資格をとればよかった」など学生生活の反省は多いとは思いますが、後悔する必要はありません。その反省をこれからに活かせば良いと思います。就職後に十分、挽回できますので、今できることに全力を尽くしてください。
最後に、ポジティブ、オリジナリティ、セルフマネジメントを心がけて、就職活動に望んでください。