花き研究所

花き病害図鑑

褐色斑点病(カッショクハンテンビョウ)

Brown leaf spot(糸状菌)

植物名: アマドコロ ユリ科 Polygonatum odoratum var.pluriflorum
病原菌: Phyllosticta cruenta
病徴写真

やがて斑点は周囲が褐色で縁取れら内部は灰色になり、破れやすくなる。上の葉では病斑が融合し、大病斑になっている。

本病が激発した株

病斑部の拡大。小褐色斑点から大型の斑点まで見える。

病斑内に黒色の小粒点が見える。これが病原菌の分生子殻。
病原菌写真

病斑内に形成された本菌の分生子殻
病徴:

葉に周囲が褐色で縁取られた小斑点が形成される。斑点内は灰色で、黒色小粒点が見えることがある。やがて斑点同士が融合し、大病斑になると葉が枯れる。

発生時期:

春~秋

発生場所:

露地

文献:

兼平 勉ら:日植病報 60(6):747,1994,兼平 勉ら:日菌報 37(2):41,1996

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研究所)

記載日: 2012年5月2日

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