花き研究所

花き病害図鑑

褐斑病(カッパンビョウ)

(糸状菌)

植物名: アセビ(アシビ、アセボ) ツツジ科 Pieris japonica
病原菌: Phyllosticta sp.
病徴写真

病斑の拡大。黒色の粒(病原菌の分生子殻)が形成されている。
病徴:

葉、特に葉縁から褐色、周縁暗紫褐色の円~不整形の斑点を生ずる。夏季の病葉は秋までに、秋季感染葉は翌春に落葉する。病斑部には黒色、半球状の柄子殻が形成される。

発生時期:

6月頃~

発生場所:

露地

備考:

USAでアセビに記録のあるPhyllosticta andromedaeとは形態的に全く異なるとされる。

文献:

堀江博道・小林享夫:日植病報47(3):407,1981

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年4月23日

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