花き研究所

花き病害図鑑

リゾクトニア立枯病(リゾクトニアタチガレビョウ)

Rhizoctonia stem and root rot(糸状菌)

植物名: アスター(エゾギク、翠菊) キク科 Callistephus chinensis
病原菌: Rhizoctonia solani AG2-2 IIIB
病徴写真

本病発生圃場、坪枯れ状態。

圃場での発病、萎れ、下葉からの黄化・枯死が著しい。

発病株全体を引き抜いた状態。

地際部の褐変、根部の減少。

地際部の茎が外側から侵される。

接種による病徴の再現。立枯れ症状。
病原菌写真

病原菌の菌糸

病原菌のPSA培地上の菌層(左:表、右;裏)

罹病部にみられる本菌の菌糸体
病徴:

葉の萎れ、生育不良が見られ、全体が萎凋・枯死する。地際部が褐変し、根量は減る。盛夏期の露地栽培で確認されたが、品種間差異は不明。発病後期には地際部や根にくもの巣状の菌糸が観察される。被害残渣や周辺の土壌に菌核を形成し、土壌中で長く生存する。

発生時期:

発生場所:

露地

記載日: 2012年2月24日

研究センター