花き研究所

花き病害図鑑

斑点病(ハンテンビョウ)

(糸状菌)

植物名: ハナツクバネウツギ(アベリア、ツクバネウツギ、ハナゾノツクバネウツギ) スイカズラ科 Abelia glandiflora
病原菌: Cercospora abeliae
病徴写真

葉の褐色斑点病斑。

病斑部の拡大。内部に黒色の小点が見える。これは胞子柄の基部である。この写真では胞子はすでに飛散して見えない。

褐色で光沢のない病斑が多数形成される。
病原菌写真

病原菌の分生子。
病徴:

葉に光沢のない褐色不整形の斑点が多数形成される。病勢が進むと葉は黄化し落葉することもあるが、通常、樹上で比較的長く残っている。

発生時期:

春~秋

発生場所:

露地

防除法:

罹病葉をできるだけ除去する。落葉した罹病葉も伝染源になるので除去する。

文献:

山本和太郎・前田巳之助:兵庫農大研報農生編4;42(1960)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

築尾嘉章(花き研)

記載日: 2012年6月4日

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