花き研究所

花き病害図鑑

立枯病(タチガレビョウ)

Damping-off(糸状菌)

植物名: ペチュニア(ツクバネアサガオ) ナス科 Petunia hybrida
病原菌: Pythium myriotylum
病徴写真

育苗中に発生した立枯れ症状。
病原菌写真

罹病根に認められた卵胞子。
病徴:

幼苗に生気がなくなり、茎葉に萎れ症状が現れる。地際の茎や下葉の葉柄に黄白色水浸状の病斑が認められ、軟化腐敗するとともに株全体が萎凋、枯死に至る。高温時に発生しやすい。

発生時期:

9-10月

発生場所:

施設

防除法:

罹病残渣や土壌中に残存した卵胞子により土壌伝染するので、健全な用土を用い、発病株は早期に処分する。灌水過多や排水不良により発病が助長される。

備考:

高温期に発生が多い。

外部サイト:

日本植物病名データベース

記述者:

岡田清嗣(大阪府環境農林水産総合研究所)

記載日: 2009年1月29日

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