花き研究所

花き病害図鑑

すす病(ススビョウ)

Sooty mold(糸状菌)

植物名: ツバキ(ヤブツバキ) ツバキ科 Camellia japonica
病原菌: Asterina camelliae,Hypocapnodium camelliae
病徴写真

カイガラムシ類の寄生とその周辺に発生したすす病
病徴:

葉の表面を中心に黒く汚れたようなかびが生える。

発生時期:

春から秋

発生場所:

施設・露地

防除法:

カイガラムシやアブラムシの排泄物が葉に付着し、これにかびが二次的に発生したものである。このため防除は殺虫剤でアブラムシ類を除去する。

備考:

一般にすす病菌は植物の表面に生息し、内部には侵入しない。しかし葉面を広く覆うため、光合成を阻害し、植物体を衰弱させる。

文献:

安田 篤:植物学各論隠花部:372(1911) ,  山本和太郎:兵庫農大研報農生編4;18(1959)

外部サイト:

日本植物病名データベース

記載日: 2012年8月30日

研究センター