果樹研究所

一押し旬の話題

2011年5月 2日

かんきつ類「メイポメロ」

meipomero_mukimi1946年にハッサクに「平戸ブンタン」を交配して作った雑種で、1985年に品種登録されました。ほのかな苦味がし、酸味は少なく、さわやかな風味の、小型のブンタンです。
ハッサクをもう少し果汁たっぷりにして、鹿児島や長崎など暖かい所しかできないブンタンを少し寒い所でも作りたいという、思い通りの品種となりました。
皮は厚く、丸のままの果実の皮を手でむくのは少しやっかいですが、ナイフで切れ目を入れれば、あまり手も汚れず、袋もきれいにとれ、カットフルーツにも向く品種です。
名が示すように5月から6月頃が食べ頃の品種です。世に出て25年もたっているのですが、現在のところ、まとまった産地はありません。静岡県を中心に作ら れており、静岡県内の流通に留まっていますが、インターネット販売でも売られています。近年、この時期の隠れた人気者となっています。
昨年、果樹研ではフルーツセミナーという催し物をし、野菜ソムリエや流通業者の方達に食べてもらいましたが、食味が良く商材として期待できるとの評価をいただきました。

果実の特徴

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メイポメロの結実状況

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メイポメロの実

果実は球形で、重さ500g~600gの黄色のブンタンです。
さわやかな苦味がありますが、美味しいです。果皮は1cmくらいと厚く、皮は剥きにくいです。
皮に苦みがありますが、砂糖漬けにするとおいしく食べられてます。
酵素を使い、じょうのう膜(袋)を簡単に剥く技術の研究開発を行っております。
簡単にカットフルーツが出来そうです。
食味から見た採収適期は5月下旬から6月で、初夏に食べると非常においしいです。

メイポメロの花

meipomero_hana

カンキツ属(ミカン属) ブンタン類に分類されます。白い綺麗な花を咲かせます。
ウンシュウミカンと比べると大きく、花弁の厚い花です。
寒さに強いのが特徴です。

研究センター