果樹研究所

一押し旬の話題

2012年7月 2日

桜の里帰り

里帰り桜

桜里帰り植樹式 
桜里帰り植樹式

今年は日本からワシントンへ桜を寄贈して100周年になるという話を4月にしましたが、苗木を育成したカンキツ研究興津拠点では、5月18日にワシントンD.C.桜の女王らをお招きして式典が開催されました。
興津での式典は、清水商工会・興津地区連合自治会・静岡県さくらの会が「日米桜寄贈100周年記念事業実行委員会」を組織し、ワシントンD.C.桜の女王 メリッサ・ユーセフさん、日本さくらの女王 小林千織さんなどの参加の下、ワシントンに贈った「ソメイヨシノ」から取った穂木を日本に里帰りさせて、「桜里帰り植樹式」を行いました。
「里帰り桜」は、清見潟公園に2本、興津小学校、興津中学校、カンキツ研究興津拠点にそれぞれ1本が植えられることとなり、すでに興津拠点玄関前に植樹しました。静岡県グリーンバンクから寄贈された立派な標柱と銘板も設置しましたので、お近くにお越しの際には、ぜひともご覧になって下さい。
この「里帰り桜」は、次の100年に向けた第一歩と言うことで、大事に育てていきたいと思います。

里帰り桜の標柱と染井吉野
里帰り桜の標柱と植樹された染井吉野

里帰り桜の銘板
里帰り桜の銘板

旬の果物

果物屋さんでは、サクランボが美味しそうな顔をして並んでいます。アメリカからの赤黒い品種は「ビング」、日本産は「佐藤錦」が一般的ですが、国産サクランボは、「紅さやか」、「紅秀峰」、「紅てまり」など糖度の高い品種も出回り始めました。また、庶民でも手の出せる様な価格帯になってきました。
ウメも所狭しと、氷砂糖やホワイトリカーと一緒に、お店に並んでいます。赤い梅酒のできる「露茜(つゆあかね)」もぜひ味わってみて下さい。香りに特徴のある「翠香」も昨年デビューしました。

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