果樹研究所

一押し旬の話題

2013年3月 1日

ひな祭り

ひな祭り

つるしびな 
「真壁のひなまつり」で飾られたつるしびな

「真壁のひなまつり」の様子
「真壁のひなまつり」の様子

3月3日はひな祭りです。
ひな祭りは、桃の節句とも呼ばれています。モモは邪気を払うと言われ、ひな祭りは季節の節目の身のけがれを祓う大切な 行事です。
平安貴族が薬草で汚れを祓ったのが起源とされ、高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が、庶民の間にも定着してたものです。

近頃、ひな飾りが華やかになってきて、つくば市の近くでも、「真壁のひなまつり」や「土浦の雛まつり」は有名です。
古いひな人形から新しいものまで、また、つるしびなも飾られ、きれいなものです。

子供の頃のひな祭りは、ひな人形と言うより、ひし餅、ひなあられ、おこしもち、甘酒などを食べたことが思い出されます。
「おこしもち」というのは愛知県三河地方で作られる伝統的な雛菓子で、熱湯でこねた米粉を鯛や扇などの木型に入れて作り、蒸した後、食紅で着色したお菓子です。
蒸したてや焼いたものを、砂糖醤油などをつけてたべます。

モモの花が咲くには、まだ少し早いのですが、旧暦の3月3日頃にはきれいな花が咲きます。
特に、花モモと 呼ばれるものは実は食べられませんが、きれいな花を楽しむことができます。

 

「ひなのたき」の花
「ひなのたき」の花

今までの花モモ品種は、どれも果実が100gに満たないほど小さく、苦味や酸味が多く、食べることができませんでした。
果樹研究所で育成したモモ「ひなのたき」は、枝垂れ性で、花は八重咲き、桃色で美しく、しかも果実が生食できるモモです。

旬の果物

旬の果物は、カンキツの「せとか」が美味しいです。「はるみ」、「デコポン(不知火)」も、味の濃いミカンとなっています。

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