果樹研究所

果樹の災害対策集

その他(カキ、キウイフルーツなど)

その他の樹種として、棚栽培のキウイフルーツ園、庭先のカキについて観察した。

キウイフルーツは、新梢の折損はブドウほど激しくはないが、ほとんどの葉と花蕾が落下し、完全に裸になっている状態が観察された(写真19左)。開花直前の時期であったが、蕾は、ほとんどもぎ取られて落下し、生産は皆無であろう(写真19右)。

太枝に対する傷害は、ブドウと同様に衝突時に棚がわずかに歪むため、力が吸収されて、ニホンナシほどの傷害は発生しなかったと考えられる。いずれにしても、葉がほとんど無くなっているため、二番枝が発生しなければ葉が得られないので、発生した新葉を大切に育てる必要があると考えられた。

カキの場合、被害が少ない樹では新梢(主に結果枝)の枝先が黒変したり、葉が破れる程度だが、被害が激しい場合は、材質が脆いため、多くの新梢がもぎ取られ、残った新梢も、折れたり、基部が傷んで垂れ下がっているものが多かった(写真20)。このような状況では、結果数が少なく、結果したとしても、激しく遅伸びして生理落果しやすいと考えられた。

 

写真19 キウイフルーツの被害(左) 写真19 キウイフルーツの被害(下)
写真19 キウイフルーツの被害

 

写真20 カキの被害
写真20 カキの被害

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