果樹研究所

研究成果普及サポーター制度

研究成果普及サポーター通信 第2号(平成27年11月24日)

目次 

1.新品種の紹介
2.新技術の紹介
3.イベント情報
4.果樹研究所農業技術研修生の募集
5.刊行物
6.その他 プレスリリース

 1.新品種のご紹介

☆  平成27年度に柿2品種、ニホンナシ1品種が出願公表されました。
苗木の販売は平成28年秋季の見込みです。

●カキ「麗玉(れいぎょく)」と「太雅(たいが)」(2015年9月29日出願公表) 

2品種とも良食味で結実性が良好な早生の完全甘ガキの新品種です。
受粉しなくても結実する単為結果力が強いため、種なし果の安定生産が可能です。

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/059969.html

 

☆  平成27年秋から苗木の販売が開始されました。

●ニホンナシ「はつまる」品種登録:第24374号(2015年6月19日) 

「幸水」より20日程度早く成熟する極早生のニホンナシ新品種です。
気温が低く成熟期の遅い南東北でも、ニホンナシの需要が高まるお盆前の収穫が露地栽培で可能です。

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0415/056107/index.html

●ニホンナシ「ほしあかり」品種登録:第24373号(2015年6月19日)

黒斑病・黒星病複合抵抗性で減農薬栽培が期待出来ます。
全国のニホンナシ栽培地帯で栽培可能です。成熟時期は「幸水」と「豊水」の間になります。果実の大きさは「幸水」と同程度、果肉が軟らかく、糖度は「幸水・豊水」と同程度で甘く、酸味は「幸水」なみで少なく、食味は良好です。

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0410/055995/index.html

●カキ「太豊(たいほう)」 品種登録:第24349号(2015年6月19日)

柔軟多汁でサクサクとした食感を有する良食味の完全甘ガキ品種です。
受粉しなくても結実する単為結果力が強いため、受粉樹の混植をしなくても、種なし果の安定生産が可能です。

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0404/054572.html

●「璃の香(りのか)」品種登録:第24081号(2015年3月20日)

かいよう病に強く、豊産性のレモン品種です。
従来のレモン品種より果実が大きく酸味がまろやかなうえ、搾汁率が高く果汁製品など幅広い加工用途が期待できます。

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0417/052291/index.html

●カキ「朱雀錦(すざくにしき)」品種登録:第23899号 (2015年3月3日)

紅葉専用品種です。
採葉時期が既存の紅葉専用品種より遅く、落葉時の葉の着色は優れており、濃い赤色です。

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0404/015954/index.html

 

●今月のおすすめ品種

11月のおすすめ品種は、レモン品種「璃の香(りのか)」とカキ品種「太月(たいげつ)」をご紹介しています。

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/contents/folder6413/index.html

 

●育成品種カタログ(2015年5月改訂)

有望品種の紹介をしています。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/fruit/048796.html

※果樹研究所が育成しました全品種は、こちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/kih/index.html

2.新技術の紹介

●キウイフルーツかいよう病Psa3系統の当面の防除対応マニュアル(暫定版)(2015年5月)

平成26年5月に国内でキウイフルーツかいよう病菌の新系統(Psa3)が確認されました。
Psa3系統の発生3県と当研究所が連携して、当面のキウイフルーツ生産のための暫定的な防除対策をまとめました。
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/fruit/material/058420.html

●臭化メチル剤の全廃に伴うクリシギゾウムの代替防除技術について(未定稿)2015改訂版(2015年4月)

クリシギゾウムシに対する対策技術について、産地の状況に応じて適切な技術を選択できるよう、選定手順を示し、それらの技術をとりまとめました。
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/fruit/material/058024.html

●シャインマスカット収穫期延長・貯蔵マニュアル(2015年2月)

ブドウの市場流通が減少する10月以降の販売に向けた収穫期延長技術、これまで生食用ブドウの利用が少なかったお歳暮やクリスマスの需要期、さらには年明け後にも高品質な国産ブドウとして「シャインマスカット」を販売するための長期貯蔵技術についてまとめました。
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/fruit/material/057401.html

●シャインマスカット(短梢せん定)省力栽培マニュアル(2015年2月)

5月~7月の果房管理及び新梢管理の省力技術の体系化と省力栽培による経済効果についてまとめました。
https://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/fruit/material/057966.html

3.イベント情報

◇平成27年度 カンキツ新品種・新技術研修会

日時:平成28年1月24日(日)9:00~12:00
場所:原城温泉 真砂 (長崎県南島原市南有馬町丁133)

※詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2015/11/060442.html

過去のイベント・セミナーにつきましては、こちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/laboratory/fruit/index.html

 

4.果樹研究所農業技術研修生の募集 

果樹農業の担い手となる人材を養成します。研修期間は、2年間です。

平成28年度果樹研究所農業技術研修性募集中
出願期間
前期:平成27年11月 9日(月)~平成27年12月18日(金)
後期:平成28年 1月15日(金)~平成28年 2月19日(金)

詳細はこちらからご覧ください。
http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/contents/nougi_kensyu/

5.刊行物 

◇ 果樹研究所ニュース(2ヶ月に1度発行)

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/fruit/news/

No.47(2015年11月)
・自家摘果性品種でリンゴの摘果を省力化
・DNAマーカーでリンゴの育種を加速
No.46(2015年9月)
・甘い梨できました「甘太(かんた)」
・ニホングリ在来品種の丹波地域から地方への伝搬
No.45(2015年7月)
・ニホンナシの樹体ジョイント仕立てでの窒素の動き
・キウイフルーツ新型かいよう病の発生と対策について
No.44(2015年5月)
・病気に強いブドウをつくる
・ビワを激しく加害する新種の侵入害虫ビワキジラミ
No.43(2015年3月)
・酵素で皮むきしませんか?
・「農6」で一次産業から六次産業化まで

◇果樹研究所研究報告(1年に2号発行)

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/laboratory/fruit/report/

第20号(2015年9月)
・自家和合性ハプロタイプホモ接合体のニホンナシ新品種‘なし中間母本農1 号’
・モモ新品種‘ひなのたき’
・ニホングリにおける晩秋期から早春期の土壌水分条件が耐棟性に及ぼす影響(英文)

第19号(2015年3月)
・ニホングリ新品種‘美玖里’
・カンキツ新品種‘西南のひかり’
・チャバネアオカメムシ幼虫の栄養状態を推定する形態指標

6.その他

●ブドウ「シャインマスカット」ウェブページを新たに開設しました。(2015年9月)

   さらなる生産拡大を進めるため、品種特性、栽培方法、貯蔵方法等に関する情報をまとめました。
また、消費拡大につながるよう産地や加工品等の情報も掲載しています。
http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/shine-muscat/

クリ「ぽろたん」の簡単な剥き方の動画(YouTube)を追加しました。(2015年11月)

※「ぽろたん」をむいて食べてみようページからリンクしています。
http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/porotan/crack.html#douga

※YouTubeは以下のページです。
https://www.youtube.com/watch?v=D308k2N5YEc&feature=youtu.be

●プレスリリース

◇ブドウ果皮の色調を制御する二つの遺伝子座を発見(2015年6月)
- 温暖化に対応した優良着色品種の効率的な育成が可能に -
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/058581.html

◇ニホングリ在来品種の遺伝的関係をDNA解析により検証(2015年6月)
- 丹波地域から地方へ在来品種が伝搬 -
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/058585.html

◇早熟性などの果実形質を制御するリンゴの染色体領域を特定(2015年4月)
- DNAマーカーでリンゴの育種を加速 -
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/057036.html

◇遠赤色光の照射によるニホンナシの花芽形成促進(2015年4月)
- 猛暑の年でも安定した花芽形成技術を開発 -
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/057079.html

●旬の果物カレンダー2016

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/pr_report/laboratory/fruit/054951.html

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
果樹研究所

〒305-8605 茨城県つくば市藤本2-1
Tel 029-838-6416(代表) Fax 029-838-6437
http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/

◎お問い合わせはこちらから

https://www.naro.affrc.go.jp/fruit/inquiry/index.html

◎登録内容の変更・解除・バックナンバー等はこちらから

http://www.naro.affrc.go.jp/fruit/supporter_system/

研究センター