11月14日(土曜日)、つくばエキスポセンター内の「レストラン滝」で、農環研サイエンスカフェ「容疑者Nの変身」を開催しました。
サイエンスカフェとは、講演会やシンポジウムとは異なり、専門家と一般の方々が、喫茶店など身近な場所でコーヒーやお茶を飲みながら、科学について気軽に語り合おうという試みです。
今回のサイエンスカフェは、文部科学省の女性研究者支援モデル育成事業の一つとして開催したもので、物質循環研究領域の新藤純子上席研究員が環境中の窒素循環について話題を提供しました。
食料の生産と消費が環境に与える影響について、窒素の循環と水質への影響を中心に紹介し、食料の増産が環境に与える影響、その影響を緩和する方法などを考えました。中学生や高校生を含む25名の参加者からは、環境を心配する思いがこもった質問が多く出され、農業と環境のかかわりについて真剣に考えるようすが印象的でした。
写真1 話題提供(環境中の窒素がどのように変身するかを紹介しました)
写真2 水質の分析(さまざまな場所で採取した水の窒素濃度を比較しました)
写真3 窒素の循環 (私たちの食生活と窒素循環との関係を示したものです)
(広報情報室)