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農業と環境 No.130 (2011年2月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

アジアにおける土壌炭素蓄積の評価と持続的管理に関する MARCO-FFTC 国際ワークショップ が開催された

アジアにおける土壌炭素蓄積の評価と持続的管理に関する MARCO-FFTC 国際ワークショップ (International Workshop on Evaluation and Sustainable Management of Soil Carbon Sequestration in Asian Countries) が、2010年9月にボゴール(インドネシア)で開催されました。この国際ワークショップの開催は、2008年に農業環境技術研究所とアジア太平洋食料肥料技術センター(FFTC)が共催した MARCOワークショップ「アジアにおける農業環境管理のための土壌情報システムの新しい取り組み」 で承認された計画に基づくもので、地球温暖化緩和策の一つとして注目されている土壌炭素蓄積の評価と管理技術に関する会議として、農環研と FFTC が共催し、インドネシア農業省農業研究開発局 (土壌調査研究所、農業土地資源研究開発センター) の協力のもとに開催されました。

開催日: 2010年9月27日(月曜日) 〜9月29日(水曜日)

場所: ボゴール(インドネシア)

主催: 農業環境技術研究所、 アジア太平洋食料肥料技術センター(FFTC)

概要

FFTC、農環研からのあいさつに続き、USDA-NRCS (米国農務省 自然資源保全局) の Larry West による 「米国における土壌炭素蓄積:現在のデータと将来のインベントリー」 と題した基調講演が行われた。

その後のセッションタイトルと講演国は、以下の通り。

セッション1: 土壌炭素ストックと蓄積(日本、韓国)

セッション2: 土壌データベースとリモートセンシング(日本、インドネシア、台湾)

セッション3: 土壌炭素の動態と推移(インドネシア、韓国、台湾、フィリピン)

セッション4: 土壌炭素蓄積改善のための管理方法(タイ、マレーシア、ベトナム)

セッション5: 泥炭土壌炭素の動態(インドネシア)

最後に総合討論が持たれ、地球温暖化緩和策としての土壌炭素蓄積の重要性が認識され、今後の改善方向について確認がなされた。

9月30日・10月1日には、ジャワ島西部地区の農業と土壌に関する現地視察が行われた。

土壌炭素蓄積量の評価と改善方向については、データの量的な蓄積とともに質の問題が重要で、試験設計・サンプリング方法・分析・統計解析まで、科学的に十分な質を確保する必要があると考えられた。

各講演の発表図表とプロシーディング(PDFファイル)をウェブサイトに公開しました。[2011年2月3日]

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