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農業と環境 No.133 (2011年5月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

農業環境技術研究所の新たな中期目標と中期計画

独立行政法人農業環境技術研究所(農環研)は、農業をめぐる環境問題が世界的に重要になり、食や環境の安全性に関する国民の関心が高まる中で、農業環境に関する基礎的な研究を担う独立行政法人として、2001年(平成13年)4月に設立されました。

農環研は、これまで10年間にわたって、農業環境のリスクの評価と管理技術の開発に関する研究を重点的に推進し、行政や国民のニーズに応えてきました。とくに、ダイオキシンをはじめとする残留性有機汚染物質 (POPs) や放射性物質やカドミウムなどの化学物質による農作物汚染、遺伝子組換え作物や外来生物の農業環境影響、農業活動と生物多様性との関係、地球温暖化に代表される地球規模の環境変動と農業活動との関係など、さまざまな問題の解決に貢献してきました。

この間、農業生産における地球温暖化の影響がますます顕在化し、農作物や環境の安心・安全に関する社会の関心は高まり、また、持続的な農業環境の保全・改善や次世代への継承が大きな課題となっています。

これらを踏まえて、2011年(平成23年)4月からの5年間(第3期中期目標期間)において、農環研は、 (1) 地球規模の環境変動に対応した研究(2) 農業生態系における生物多様性の変動と生態機能の解明に関する研究(3) 農業生態系における有害化学物質のリスク低減のための研究(4) 農業環境インベントリーの高度化 の4つの研究課題を重点的に実施します。

詳細は、農環研ウェブサイト で公開されている 独立行政法人農業環境技術研究所中期目標 および、独立行政法人農業環境技術研究所中期計画 とをご参照ください。

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