前の記事 | 目次 | 研究所 | 次の記事 2000年5月からの訪問者数(画像)
農業と環境 No.139 (2011年11月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

第34回農業環境シンポジウム 「放射性物質による土壌の汚染 ―現状と対策―」 が開催された

農業環境技術研究所は、10月7日の午後、新宿明治安田生命ホール(東京)において、第34回農業環境シンポジウム 「放射性物質による土壌の汚染 −現状と対策−」 を開催しました。

農業環境技術研究所では、1959年以来、農作物や農耕地土壌の放射能長期モニタリングを継続し、この間、チェルノブイリ事故やJCO事故に際しては、緊急放射能調査に当たってきました。

本年3月の東京電力福島第1原子力発電所事故の直後から、農業環境技術研究所では、政府の協力要請を受け、原発周辺県の農産物や農耕地土壌の放射性物質濃度を順次測定・報告し、その結果は農作物の出荷制限や稲の作付け制限に関する考え方に活用されました。

原発事故より数か月が経過し、事故収束後の営農作業を考える上で農耕地の放射能汚染の実態の解明や汚染土の浄化が喫緊の課題となっています。

そこで、今回の農業環境シンポジウムでは、農耕地の放射能汚染に関するこれまでの研究をレビューするとともに、今回の原発事故に起因する農耕地土壌の放射能汚染実態等について紹介し、農作物汚染の軽減策や汚染土壌の浄化等について議論しました。

参加者数は301名で、内訳は、農水省など行政から9名、 研究独立行政法人から27名、 都道府県から60名、 大学など19名、 民間企業・団体から128名、 報道関係19名、 一般市民など17名、 農業環境技術研究所から22名でした。

開催日時: 2011年10月7日(金曜日) 13:30 〜 17:25

開催場所: 新宿明治安田生命ホール(東京)

主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所

後援: 農林水産省

(写真)

写真 パネルディスカッション(第34回農業環境シンポジウム)

プログラムや各講演の要旨については、第34回農業環境シンポジウム「放射性物質による土壌の汚染 ―現状と対策―」(2011年10月7日)講演要旨集 を公開していますので、ご覧ください。

前の記事 ページの先頭へ 次の記事