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農業と環境 No.153 (2013年1月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

農業フロンティア2012が開催された

2012年12月1日(土曜日)と2日(日曜日)の2日間、東京ビッグサイト (東京都江東区有明) において、農業フロンティア2012 (特設ページが閉鎖されたため、リンク先を経済産業省のページに変更しました。2013年12月) が開催されました。

このフェアは、「農業は成長産業へ 〜最先端での出会いと発見〜」 をテーマに、日本のおいしい食、農産品を実際に食べていただくだけでなく、その裏に隠された生産者の努力や、日本の技術により可能となった最先端の農業を実感していただくことを目的に、経済産業省と農林水産省が共同で開催した展示会です。2日間の来場者数は、4万3千人でした。

独立行政法人農業環境技術研究所は、「土を見て、さわって!−畑の土壌管理システム−」というテーマでブースを設置して「土壌情報閲覧システム」と「土壌モノリス(土壌断面標本)」を展示しました。初めて見る土壌モノリスには多くの方に興味をもっていただき、土壌分類の重要性を実感していただきました。

また土壌の浄化機能を体験する簡単な実験と土壌に関するクイズには、およそ300名の来場者にご参加いただき、土壌について楽しく学んでいただきました。

農業フロンティア2012農環研ブースのようす(写真)

写真1 ブースのようす

土壌の浄化能を実験(写真)

写真2 土壌の浄化能を実験/土壌情報閲覧システムの説明

クイズに挑戦(写真)

写真3 クイズに挑戦!

地面の下の小宇宙(農業フロンティア2012解説パネル):土壌といってもいろいろな種類があります/土壌によって機能も異なります/畑の土壌の種類を知ることは良い作物を育てるためにとても重要です。; 我が国の土壌調査は明治15年(1882年)に始まりました。第2次大戦後は新しい調査法に基づいた土壌調査が全国的に実施され、さまざまな種類の土壌図が作られ、農耕地の施肥改善、地力保全、適地判定などに役立てられてきました。; 褐色森林土(断面写真):畑地の13%; 黒ボク土(断面写真):畑地の47%/火山性土壌/日本の代表的な土壌です; 低地土(断面写真):畑地の24%/非火山性土壌/水田土壌に多い

図1 地面の下の小宇宙 (PDF)

土壌を知って未来の農業!(農業フロンティア2012解説パネル); (1)自分が住んでいる地域の土壌を調べてみましょう/「土壌情報閲覧システム」/全国の土壌の種類が一目で見られます/土壌の特徴をわかりやすく解説しています; (2)畑の土壌情報を管理して、未来の農業/「畑管理システムの開発」/畑の土壌の特徴をデータベース化して管理!/消費者に畑の情報を提供するシステムを目指しています/

図2 土壌を知って未来の農業! (PDF)

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