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農業と環境 No.182 (2015年6月1日)
国立研究開発法人農業環境技術研究所

アジア土壌パートナーシップ(ASP)専門家会合(5月 タイ) 参加報告

平成27年5月13日から15日まで、タイ王国バンコクにて、アジア土壌パートナーシップ(ASP)専門家会合が開催されました。ASPは、国連食糧農業機構(FAO)が主導する地球土壌パートナーシップ(GSP)の地域構成組織の一つです。2015年は国際土壌年であることから、GSPは地域構成組織を通じ、広く社会全般に土壌への関心を高めるための活動目標や実施計画の策定を行っています。本サイト「農業と環境」では、2011年のGSP設立以降、その活動について報告しています(147号154号162号)。また、ASPについては、設立会合の報告を、148号で行っていますので、ご参照下さい。

今回の会合は、FAOアジア太平洋地域事務所が企画し、19か国・地域から41名が出席する大きな会合となりました(写真1)。日本からは農林水産省とともに、フォーカルポイントである農環研から八木研究コーディネータと大倉主任研究員が出席しました。

今回の会合では、ASP設立会合において作成された「南京コミュニケ」、2012年9月にMARCOワークショップの際に作成された「つくば宣言」に記されたASPの組織デザイン、活動の工程表の確認、GSPの5つの活動の柱(ピラー)について、アジアの状況に合わせた地域版を作成するワーキンググループの構成等について話し合いました(写真2)。

会合の成果は、「バンコクコミュニケ」としてとりまとめられました。その内容の一部をご紹介しますと、ASPの運営委員会メンバーが決定し、議長国をタイ王国とし、韓国、モンゴル、カンボジア、インドネシア、インド、パキスタン、スリランカが委員となりました。また、ASPの今後5年間の実施計画を策定するための、GSPの5つの活動の柱(ピラー)に対するワーキンググループが組織され、今後、「実施計画書」の作成に向けて活動することが合意されました。

ASP会合のようす

写真1 FAOアジア太平洋事務所、GSP事務局の企画によるASP会合

ワーキンググループの議論のようす

写真2 5つの柱(ピラー)ごとにワーキンググループを作り議論を行った。

(農業環境インベントリーセンター 大倉 利明)
(研究コーディネータ 八木 一行)

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