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外来植物のリスク評価と蔓延防止策  
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■外来植物図鑑

 

ドクニンジン

科名
セリ
和名
ドクニンジン
学名
Conium maculatum L.
写真
ドクニンジン
解説・説明
 ヨーロッパ原産。セリ科の一年草〜越年草で、高さは1.5〜3m程度。ドクニンジン属は世界で約10種が知られる。日本に自生種はない。古くは薬用植物として栽培されていたために薬用からの逸出と、輸入穀物への混入による非意図的導入によって侵入したと考えられる。1959年に確認され、現在、北海道と本州の一部に定着している。有毒成分(コニイン)を含み、牧草地の周辺に生育することから、牛等の家畜に有害な植物である。不快な臭いもある。日当たりの良い、肥沃地を好み、湿った所から乾いた所にまで適応する。開花期は8〜10月。両性花をつける。非意図的導入については、侵入経路や分布拡大のメカニズムを把握し、効果的な防除方法や分布拡大の抑制策の検討が必要である。植物体全体に有毒成分を含むので、牧草地や草食動物に影響を及ぼすおそれのある場所では、積極的な防除が必要である。
化合物名
ψ-Conhydrine, N-acetyl- (+)-coniine, N-acetyl- (−)-coniine, conhydrine, α- conhydrine, τ-coniceine, N-methyl-(+)-coniine, N-methyl-(−)-coniine
化学式
ドクニンジン

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