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外来植物のリスク評価と蔓延防止策  
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■外来植物図鑑

 

キシュウスズメノヒエ

科名
イネ
和名
キシュウスズメノヒエ
学名
Paspalum distichum L. var. distichum
写真
キシュウスズメノヒエ
解説・説明
 北アメリカ原産。イネ科の匍匐性、半抽水性の多年草。高さは畑地では0.1〜0.3m、湿地では0.5〜0.7m程度。伸長した植物体はしばしば浮遊マット状になって水面を覆う。チクゴスズメノヒエは本種の4倍体。スズメノヒエ属は世界で約200種が知られ、日本には数種が自生する。

  1924年に和歌山県で確認されたが、1945年以降に増加した。飼料作物として試作されたが、非意図的な導入もみられる。関東以西に生育する。

  湿地で密な群落を形成するので、湿地に特有な希少種などの在来種と競合し、駆逐するおそれがある。水田や水路で雑草化する。用水路では、繁茂すると魚が消滅し水が異臭を放つ。茎葉が堆積し浅底化が進み、用水路の水流に支障を生じる。

  日当たりの良い、肥沃な水湿地を好む。水位変動に対する適応性がある。耐塩性を持つ。開花期は7〜10月。根茎でも繁殖する。根茎は冬期間も枯死せずに越冬するため、防除しにくい。
化合物名
 
化学式
 

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