全体の目的、目標、計画

1 研究開発の目的

我が国においては、食品安全行政にリスク分析を導入したばかりであり、農畜水産物の安全を確保するためには、危害要因に関する科学的なデータ整備・解析等のための技術・手法を開発するとともに、さまざまな危害要因によるリスクを低減する技術を開発し、生産現場で最適な技術体系を構築することにより、農畜水産物のリスクを低減するための科学的・技術的基盤を構築することが不可欠である。

このため、本研究では、農畜水産物の生産から流通・加工工程において重要度が高い危害要因のうち、ヒ素、カドミウム、残留性有機汚染物質(POPs)、かび毒(DON、NIV)、病原微生物を対象に、現場で実施可能な的確なリスク低減技術の開発を行う。

2 研究開発の目標

本研究では、農畜水産物の生産から流通・加工工程において重要度が高い危害要因について、生産・流通・加工工程における動態の解明や簡易で迅速な検出技術の開発を行い、それらをもとに危害要因ごとに、現場で実施可能な的確なリスク低減技術を開発することを目標とする。

3 研究計画期間

平成20年度~平成24年度

パンフレット

技術情報集

推進体制一覧

(敬称略)

運営委員会委員

平成22年4月現在

氏名 所属および職名 備考
長谷川 功 日本大学 生物資源科学部 教授 委嘱研究者
三枝 正彦 豊橋技術科学大学
  先端農業・バイオリーチセンター 特任教授
委嘱研究者
上路 雅子 社団法人日本植物防疫協会 技術顧問 委嘱研究者
上田 成子 女子栄養大学栄養学部 教授 委嘱研究者
熊谷 進 東京大学食の安全研究センター 特任教授 委嘱研究者
小崎 俊司 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 教授 委嘱研究者
吉岡 修 大臣官房政策課技術調整室長 行政部局
片桐 薫 総合食料局食品産業企画課食品産業調整官 行政部局
嘉多山 茂 消費・安全局消費・安全政策課長 行政部局
朝倉 健司 消費・安全局農産安全管理課長 行政部局
池田 一樹 消費・安全局畜水産安全管理課長 行政部局
深井 宏 生産局技術普及課長 行政部局
天羽 隆 生産局生産流通振興課長 行政部局
松尾 元 生産局農業環境対策課長 行政部局
平井 光行 水産庁増殖推進部参事官 行政部局
酒井 豊 研究推進課長 農林水産技術会議事務局
小平 均 研究開発官(食の安全、基礎・基盤) 農林水産技術会議事務局
古井 聡 研究専門官 農林水産技術会議事務局
鈴木 孝子 研究専門官 農林水産技術会議事務局
大河内浩之 研究専門官 農林水産技術会議事務局
西田 智子 研究専門官 農林水産技術会議事務局
中山 則和 研究専門官 農林水産技術会議事務局
大友 量 研究専門官 農林水産技術会議事務局

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研究実施体制

平成22年4月現在

プロジェクトリーダー チームリーダー 課題リーダー 課題サブリーダー 研究課題(略名)
與語 靖洋 (化学物質チーム)
與語 靖洋
荒尾 知人 荒尾 知人 農産物におけるヒ素およびカドミウムのリスク低減技術の開発
(ヒ素・カドミ;AC)
西尾 隆
與語 靖洋 清家 伸康 野菜等におけるPOPsのリスク低減技術の開発(POPs;PO)
大谷 卓
與語 靖洋
(かび毒・病原微生物チーム)
川本 伸一
中島 隆   麦類のかび毒汚染防止・低減技術の開発(かび毒;MT)
木嶋 伸行 染谷 孝 生食用野菜における病原微生物汚染の防止・低減技術の開発
(生食用野菜;FV)
内田 邦夫 窪田 宜之 畜産物における病原微生物のリスク低減技術の開発(畜産物;LP)
木嶋 眞人
里見 正隆   水産物における病原微生物のリスク低減化技術の開発(水産物;FP)
川本 伸一 山本 和貴 病原微生物の迅速検出技術および効果的な殺菌・制御技術の開発
(検出制御;DI)
稲津 康弘