農業活動に伴う炭素動態の変化や窒素による環境負荷を国・東アジアスケールで明らかにし、農業に関わる環境問題の解決に貢献するため、次の研究を行います。
(1) 土壌環境基礎調査データベースに基づいて,土壌炭素の動態を記述するモデルを検証・改良します。このモデルによって、気候変化や人為的管理変化による農耕地における土壌炭素の蓄積量の変化を予測します。
(2) 作物生産、輸出入、消費に伴う窒素の環境への負荷と水質や自然生態系への影響を、物質収支モデルを用いて流域規模または国規模で明らかにし、また社会経済変化シナリオに基づいて将来予測を行います。
リサーチプロジェクト(RP)の紹介(13) 炭素・窒素収支広域評価RP (情報:農業と環境 No.81 2007年1月)
研究紹介リーフレット 「農業活動等に伴う炭素・窒素収支の広域評価手法の開発」 (PDFファイル、1.0MB)
リサーチプロジェクトリーダー:
物質循環研究領域 上席研究員 新藤 純子
(本RPは、2011年3月に解散しました。2011年4月以降のRP一覧)