2003年


11月のセミナー予定




第4回農業環境インベントリーセンター
セミナー
    日 時 : 11月10日(月) 15:00〜16:00
    場 所 : 453号室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
Studies on Biological Control of Sugarcane (Saccharum officinarum L.) Redrot Caused by Colletotrichum falcatum Went Velusamy Jayakumar
(Tamil Nadu Agric. Univ.)
吉 松
838-8348
月 星
838-8356
キノコ食のヤガの1種の分類と生態 吉松 慎一





栄養塩類研究グループセミナー
    日 時 : 11月12日(水) 15:30〜
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
Soil surface sealing processes Dr.Menachem AGASSI
(鳥取大学)
鈴 木
838-8323
三 島
838-8324
内   容
The description of the factors and processes that are leading to soil surface sealing. The effects of rainfall properties and soil characteristics on the sealing process. The deleterious effects of the sealing process on soil infiltration rate. The effect of phsphogypsum on the sealing processes.





平成15年度微生物・小動物研究グループ
セミナー(第6回)
    日 時 : 11月17日(月) 16:00〜17:00
    場 所 : 1階会議室(153号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
菌類ウイルス学の意義
Significance of fungal virology
松本 直幸 土 屋
838-8268
オフィオストマトイド菌類について
The ophiostomatoid fungi
升屋 勇人
内   容
・菌類ウイルス学の意義
 紋羽病の生物防除に菌類ウイルスを利用するプロジェクトでは、いくつかの有用なウイルスが見つかり同定・記載された。本セミナーでは、今まで得られた知見を紹介するとともに、これからの菌類ウイルス学の研究方向について私見を述べる。
・オフィオストマトイド菌類について
 オフィオストマトイド菌類は、植物病原菌を含み、経済的に重要なグループの一つである。このグループは系統的に異なるにもかかわらず、形態的に類似する菌群の一例として知られている。本セミナーでは、オフィオストマトイド菌類の分類と生態的特性、系統関係の概略を紹介する。





有機化学物質研究グループ
平成15年度連続セミナー(第9回)
    日 時 : 11月18日(火) 16:00〜17:00
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
今、質量分析で何がわかるのか〜農林水産研究の発展のために
Today, what problems does mass spectrometry solve?
〜For further progress in agricultural research〜
石坂 眞澄 大 津
838-8302





分析センターセミナー
    日 時 : 11月18日(火) 15:00〜
    場 所 : 環境化学分析センター 1階 共同研究室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
Research Status of Dioxins in Korea Su-Myeong Hong 馬 場
838-7351
Registration Scheme and Management Strategey of Crop Protection Agents(CPAs) in Korea Dal-Soon Choi





第452回気象談話会
    日 時 : 11月21日(金) 15:00〜
    場 所 : 153号室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
枯れの進行にともなう蒸発散の変化
Change of evapo-transpiration linked with withering progress
井上 聡 桑 形
838-8202
葉面結露の鉛直分布と熱収支モデルによるそのシミュレーション
Profile of dew on leaf and its simulation using the energy budget model
丸山 篤志
(九州沖縄農研)
内   容
・枯れの進行にともなう蒸発散の変化
 ダイズを対象とし、群落レベルでの葉緑素量の変化と蒸発散の変化との関係を調べた。蒸発散の減少は、枯れの初期から始まっていると考えられた。
井上聡・川島茂人・杜明遠(2003):枯れの進行にともなう蒸発散の変化.農業環境工学関連5学会2003年合同大会講演要旨,309
・葉面結露の鉛直分布と熱収支モデルによるそのシミュレーション
 植物の葉面における結露は,病害の発生や局地気象環境の形成に影響を与えるため,その発生量を予測する手法の確立が求められている。ところが実際に植物の結露量を測定した例はそれほど多くなく,例えばどのような鉛直分布をしているのか,あるいは葉以外の穂や茎の結露量はどれくらいなのか,といった点についてはほとんど知られていない。また葉面結露は,植物群落上の気象条件以外にも群落内の気流や温度分布に支配されるため,発生量を正確に予測するにはそれらを再現できるモデルが必要とされる。ここでは,イネを対象に葉面結露の鉛直分布を実測し,熱収支モデルによる計算結果と比較した結果について紹介する。





有機化学物質研究グループ特別セミナー
    日 時 : 11月25日(火) 16:00〜17:00
    場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
農薬についてのPRTR情報と活用方法
Information and Its Practical Use of the PRTR Data of Pesticides
王子 達也
(横浜国立大学大学院)
大 津
838-8302





第18回生態システム研究セミナー
    日 時 : 11月26日(水) 15:00〜17:00
    場 所 : 5階会議室(547、549号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
流域の物質循環調査に基づいた生態系の酸性化と富栄養化の評価手法に関する研究
Assessment method for ecosystem acidification and eutrophication caused by acidic deposition on the basis of material cycles in catchments
新藤 純子 岩 崎
838-8226
坂 本
838-8228
「メコンデルタにおける水環境の変化が農業生産活動に与える影響評価」に向けて
Research plan: Assessment of agricultural sensitivity on water resources change in Mekong Delta
坂本 利弘
内   容
・流域の物質循環調査に基づいた生態系の酸性化と富栄養化の評価手法に関する研究
 東アジアでは経済発展に伴うエネルギー需要の増大により、SO2やNOxなどの酸性物質排出が今後も増加すると考えられている。IIASA(国際応用システム分析研究所)の推計によると、2030年のSO2の発生量は1995年の1.34倍、NOxの発生量は1.51倍となる。特に排出源対策が困難なNOx排出量の増加は著しく、IPCCは今世紀末までに更に現在の5倍弱まで増加すると予測している。またこの地域では、人口も当分の間増加する傾向にあり、農業起源のアンモニアの発生も発展途上国を中心に急増すると予想されている。窒素負荷の増大は、河川湖沼の富栄養化、海岸域の赤潮、また地下水の硝酸汚染などを引き起こすとともに、大気を経由して自然生態系での物質循環に影響を及ぼし、土壌、地下水、渓流水などの酸性化と富栄養化の原因となる。後者の窒素負荷の間接的な影響を流域の物質循環という観点から調査し、1.現在我が国の自然生態系(流域)の状態は? 2.貧栄養と富栄養生態系の内部循環の違いを支配する要因は? 3.今後、酸性化や窒素飽和は起こるのか?について明らかにする目的で、14年度からプロジェクト研究を実施している。研究の概要とこれまでに得られた結果を紹介する。
・「メコンデルタにおける水環境の変化が農業生産活動に与える影響評価」に向けて
 ベトナムは、1980年代後半からその米輸出量を増大させ、今や世界第2位の米輸出大国という地位を得ている。メコンデルタにおける米生産量は、ベトナムにおける総米生産量の約50%・総輸出量の大半をまかない、世界の食料自給を考える上で極めて重要である。一方、メコンデルタにおける米生産は、洪水・旱魃といった水にまつわる問題が制限要因となっており、水資源変動に対して感受性が高い。本セミナーでは、「土地利用変化・気候変動によって変動するメコン河の水資源環境が、メコンデルタの農業生産にどのような影響を与えるか」という研究テーマを今後実行していく上で、その研究手法・背景・問題点等について整理し発表したい。





農業環境インベントリーセンターセミナー
    日 時 : 11月27日(木) 15:30〜17:00
    場 所 : 153号室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
Carbon sequestration and stabilization in soils: Implication for soil productivity and climate change Kuan Meng GOH
(Lincoln Univ.)
吉 松
838-8348
月 星
838-8356
Estimating carbon sequestration in Japanese arable soils using Roth-C model Yasuhito SHIRATO