最終更新2006年4月26日
農業環境技術研究所
第471回気象談話会 |
日 時 : 4月24日(月) 15:00〜17:00 場 所 : 1階会議室(153号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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高解像度気候モデルによる気候変化予測とその信頼性 | 江守 正多 (国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室長) |
鳥谷 838-8236 |
内 容 | ||
気候モデルの高解像度化に伴い、地域気候変化や極端現象の変化を含む詳細な気候変化シナリオが温暖化影響評価研究において利用可能になりつつある。しかし、いかに気候モデルが高解像度化しようと、気候モデルの物理過程(パラメタリゼーション)の不完全性に起因する将来予測の本質的な不確実性が存在していることを、影響研究者は理解しておく必要がある。しかし、気候変化の空間分布の特徴等については、気候研究者の専門家判断としてではあるが、比較的信頼性が高いと見なせる場合がある。温暖化影響評価研究の信頼性向上のためには、気候研究者と影響研究者の有機的なコミュニケーションが望まれる。 | ||
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
環境研統合評価モデル研究プロジェクトの中での影響評価モデルの位置づけ | 高橋 潔 (国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室主任研究員) |
鳥谷 838-8236 |
内 容 | ||
国立環境研究所では過去10年以上にわたりアジアから全球規模を対象とした統合評価モデル(Asia-Pacific integrated Model; AIM)の開発を継続し、それを利用した政策評価研 究を行ってきた。セミナーでは、同統合評価モデル研究プロジェクトにおける影響評価研究の様々な役割を、具体的な研究出力の紹介を交えながら、説明する。 |
物質循環研究領域セミナー |
日 時 : 4月28日(金) 15:30〜 場 所 : 4階会議室(453号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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Research on Quantification of Multifunctionality and its Application in
Korean Agriculture - Fucusing on Quantification of Environmental Conservation Function - |
Seo Myung-Chul (韓国・農村振興庁・農業科学技術院・農業の多面的機能評価研究チーム) |
板橋 838-8327 |
内 容 | ||
Seo氏は、農業の多面的機能の定量的な評価に関する研究を推進しており、近年は、とくに水田の水質浄化や水保全機能に興味を持って精力的に知見を集積しています。このたび、OECDの共同研究フェローシップ制度により、7月21日までの約3ヶ月間、農環研に滞在して、これら機能を流域ベースで評価するモデルの開発に取り組むことになりました。この機会に、これまでのご研究をご紹介いただきます。 |
3月のセミナー予定 | 5月のセミナー予定 |
セミナー掲載依頼は広報情報室広報グループ(kouhou@niaes.affrc.go.jp)までお申し込みください。