最終更新日: 2007年 8月10日 | ||
8月のセミナー予定 | ||
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セミナー開催記録 |
生物多様性研究領域セミナー 平成19年度(第4回) |
日 時 : 8月30日(木) 15:00〜17:00 場 所 : 5階会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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生物検定法によるアレロパシー活性の検索と「アレロパシー仮説」の提案 Screening of Allelopathic activity by specific bioassays and "Allelopathy Hypothesis" |
藤井 義晴 | 鈴木 838-8254 平舘 838-8246 |
内 容 | ||
これまで16年間、アレロパシーに特異的な生物検定法として開発したサンドイッチ法、プラントボックス法により、2000種の植物のアレロパシーを検定してきた。その結果をまとめたデータベースを作成中である。 この結果から、アレロパシーの強い植物に関する「仮説」を提案したい。 |
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テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
輸入コムギに混入する除草剤抵抗性雑草 Herbicide resistant weeds contaminated in imported wheat |
下野 嘉子 | 鈴木 838-8254 平舘 838-8246 |
内 容 | ||
日本に輸入される穀物には、様々な雑草種子が混入している。海外の穀倉地帯では除草剤抵抗性雑草の発生が多数報告されており、穀物に混入している雑草種にも除草剤抵抗性を持つ個体が混じっている可能性が高い。穀物の混入種の多くは日本の帰化種、あるいは在来種であり、除草剤抵抗性を持った個体が定着すれば、交配を通して除草剤抵抗性遺伝子が拡散することが考えられる。混入種の中には日本の畑の問題雑草と共通のものもあり、畑作地帯に入りこんだ場合、使用する除草剤によっては除草剤抵抗性タイプの急速な拡大につながり、農業の生産性を大きく損なう恐れがある。そこで本研究では、以下の質問について明らかにする。 1)輸入穀物に混入している雑草種に除草剤抵抗性タイプが混じっているのか? 2)混じっているとしたら、その割合は? 3)その割合は、輸入相手国の対象雑草種の除草剤抵抗性発生状況を反影した値なのだろうか? 輸入コムギに混入するボウムギ(Lolium rigidum)を対象に行った今までの実験でわかったことを紹介するとともに、今後除草剤抵抗性タイプが日本で問題を引き起こす可能性について考察する。 |
有機化学物質研究領域セミナー 平成19年度(第3回) |
日 時 : 8月31日(金) 13:30〜17:30 場 所 : 5階会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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複合分解微生物系を用いたPOPs等難分解性有機汚染物質の分解・無機化 −複合汚染土壌の原位置バイオレメディエ-ションを目指して− | 高木 和広 | 岩船 838-8302 |
内 容 | ||
近年、農耕地土壌等の広く低濃度で分布しているPOPs等難分解性有機汚染物質の分解除去技術としてバイオレメディエ−ションが注目されている。しかし、現場は複数の有機化合物で汚染されている場合が多く、これらの汚染物質を原位置で同時に分解除去する技術は開発されていない。演者は、土壌・木炭還流法を用いて分離した複合微生物を用いてトリアジン系農薬やPOPs等有機塩素系農薬の分解・無機化の研究を行ってきた。また、これらの複合微生物系を演者らが開発した木質炭化素材内に高密度で集積させ、汚染現場(土壌)に埋設・混和することにより複合汚染現場の原位置バイオレメディエ−ション技術の開発にも取り組んでいる。本セミナーでは、これまでの研究成果を中心に解説し、今後の研究開発について展望したい。 | ||
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
OECD (経済協力開発機構) における残留化学試験ガイドラインの検討状況について | 横山 武彦 (農林水産消費安全技術センター) |
岩船 838-8302 |
内 容 | ||
OECD農薬作業部会では、農薬登録の際に必要となる各種試験成績について、国際的に調和された試験方法(テストガイドライン)の策定を進めている。2003年からは残留化学に関するテストガイドライン及びガイダンス文書の策定を進めており、我が国もこの検討作業に参加しているところである。 今回は、これらOECDにおけるテストガイドライン及びガイダンス文書の検討状況について解説することとする。 |
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