農業環境技術研究所 最終更新日: 2008年 5月13日 農環研NIAESロゴ
 5月のセミナー予定
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セミナー開催記録

生物多様性研究領域セミナー
平成20年度(第1回)
日 時 : 5月2日(金) 15:00~17:00
場 所 : 4階会議室(415号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
外来移入種マメ科プロソピス統合的管理法の提示に向けて:総合地球環境学研究所プロジェクト「アラブ社会におけるなりわい生態系の研究」の紹介
Towards comprehensive measures to control an alien invasive species, mesquites (Prosopis spp.): Introduction of the research project “A study of human subsistence ecosystems among Arab societies” of Research Institute for Humanity and Nature
縄田浩志
(総合地球環境学研究所)
Hiroshi NAWATA
(Research Institute for Humanity and Nature)
楠本
838-8245
山村
838-5321
内   容
大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所プロジェクト「アラブ社会におけるなりわい生態系の研究」では、中東の乾燥地域において千年以上にわたり生き残り続けることができたアラブ社会の生命維持機構の特質を明らかにし、ポスト石油時代に向けた生活基盤再構築のための学術枠組みを提示することを目的としている。最重要課題のひとつとして、外来移入種マメ科プロソピス統合的管理法の提示に取り組んでいきたい。
This research project aims to promote basic studies to clarify human life support mechanisms and self-sufficient modes of production among Arab people who have survived more than a thousand years under a peculiar natural environment of drylands. Based on these research results, we intend to propose a scientific framework to strengthen their subsistence productivity and combat livelihood degradation in local communities of Arab people to prepare for the post-oil era.
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
根寄生植物の生理・生態
Physiology and Ecology of Root Parasitic Plants
杉本幸裕
(神戸大学)
Yukihiro SUGIMOTO
(Kobe University)
楠本
838-8245
山村
838-5321
内   容
ストライガとオロバンキに代表される根寄生植物は、世界各地で深刻な農業被害をもたらしている。宿主から独立して生きられない根寄生植物が有する巧みな生存戦略を、生活環の進行にあわせて紹介する。
Witchweeds (Striga spp.) and broomrapes (Orobanche spp.) are obligate root parasitic plants which are the scourge of agriculture in many parts of the world. The lifestyle of the parasitic plants is well adapted to that of their host plants, which does not only involve dependence for water and nutrients but also the perception of several developmental signals at various stages in their life cycle.
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
マメ科プロソピス:スーダンにおける経験から学んだことと将来展望
Mesquite (Prosopis spp.): Experience and lessons and the way forward in Sudan
A.G.T.バービクル
(スーダン科学技術大学)
A.G.T. BABIKER
(Sudan University of Science and Technology)
楠本
838-8245
山村
838-5321
内   容
マメ科プロソピスが蔓延したのは、複数回にわたる移入、意図的な分散、干ばつ対処、家畜の移動、土地利用荒廃、自然植生の過剰利用、侵入を助長した環境荒廃、などによる。侵略的移入種マメ科プロソピスは、外敵が不在のなか競争的で他感作用を持ち駆除が困難である。同時にプロソピスを取り巻くジレンマは、利用が促進されていないことにもある。利用を向上させることが重要となってくる。
Problems related to the proliferation of Prosopis are repeated introductions, deliberate distribution, prevailing drought, livestock and feral animal's movement, decreased land-use, overexploitation of natural vegetation, pre-disposing the environment for invasion. Mesquites is an alien, invasive, free of natural enemies, competitive, allelopathic and hard to destroy. Such is the dilemma surrounding mesquite that it is the same time underutilized. A sound approach would be to improve utilization.
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
メスキートのアレロパシー
Allelopathy of Mesquite (Prosopis juliflora)
藤井義晴
(農業環境技術研究所)
Yoshiharu FUJII
(NIAES)
楠本
838-8245
山村
838-5321
内   容
メスキートは生物検定法でもアレロパシー活性が強い。根圏土壌にも阻害活性が検出される。メスキートのアレロケミカルとして、農環研で栽培していた鉢植えの植物を用いて実験した結果、ジュリフロリンというアルカロイドと、アミノ酸のトリプトファンが検出された。トリプトファンは葉から溶脱することが確認された。
Mesquite shows relatively strong allelopathic activity by specific bioassays such as plant box method and sandwich method. Rhizosphere soil is also alllelopathic by rhizosphere soil method. Juliflorine and tryptophane were identified as allelochemicals from Mesquite. Tryptophane is one of the essential amino acid in human, but in mesquite it exudate from leaves to the surrounding soil by rainfall.


第493回 気象談話会
日 時 : 5月19日(月) 16:00~
場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
帰国報告:ICRISATへの派遣を終えて
― 干ばつ条件下のヒヨコマメ品種群を対象とした群落熱画像によるかんばつ回避性の評価 ―
福岡 峰彦
(農環研)
井上
838-8206
内   容
2007年12月より2ヵ月間、国際半乾燥熱帯作物研究所 (ICRISAT) インド本部へ国際共同研究人材育成推進事業 (農水省/JIRCAS) を通じて派遣された。現地における乾期作の主要作物のひとつであるヒヨコマメについては、かんばつ回避性の遺伝的改良に向けた取り組みが行われており、その一環として演者は群落表面温度を利用したかんばつ回避性の評価手法の確立に参画した。本セミナーでは研究の概要とともに現地での生活の様子を紹介する。


農業環境インベントリーセンターセミナー
平成20年度(第1回)
日 時 : 5月21日(水) 13:30~15:00
場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
虫こぶに寄生する種を含むゾウムシ類の分類・系統・進化・インベントリー
Systematics, evolution, and inventory of a weevil genus (Insecta: Coleoptera) containing gall eaters.
吉武啓

Hiraku YOSHITAKE
白戸
838-8235
吉武
838-8348
内   容
 タマバエがタニウツギ上に形成する虫こぶを餌とするクロツヤサルゾウムシ類について、これまでに得られた分類、系統、進化学的な研究成果を発表する。また、このグループを例に、今後の昆虫インベントリーシステム構築の方向性について紹介する。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
農耕地土壌の炭素動態のモデル化

Modelling carbon dynamics of arable soils
白戸康人

Yasuhito SHIRATO
白戸
838-8235
吉武
838-8348
内   容
 土壌中の有機物は、農業の生産力維持のために重要な役割を果たしているが、最近は、その中に貯留されている炭素の増減が、地球温暖化の緩和という観点から注目されている。土壌炭素の増減のメカニズムおよびそのモデル化について、最近の研究成果を紹介する。


有機化学物質研究領域セミナー
平成20年度(第1回)
日 時 : 5月22日(木) 16:00~17:30
場 所 : 5階中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
韓国の稲栽培における雑草防除技術開発の最近の動向
Recent trends of developments of paddy weed management in Korea
黄 載福
(韓国 農村振興庁 作物科学院・嶺南農業研究所)

Jae-bok HWANG
(Yeongnam Agricultural Research Institute, National Institute of Crop Science, Rural Development Administration (RDA), Korea)
岩船
838-8302
内   容
 近年、世界的に環境保全型農業が奨励され積極的な普及活動が行われている。農業は、食料供給の機能のほか、国土や環境の保全といった多面的機能も担っている。農業の持続的な発展を図るため、「農業の自然循環機能の維持増進」が不可欠であり、将来に渡って安全・安心な食料を供給していく必要がある。そのため、農業の生産面についてみると、安全で高品質な農産物(米)の生産と、十分な竸争力を備えた農業生産技術が必要である。化学肥料や化学農薬への過度の依存を見直すとともに、使用の低減あるいは停止といった環境保全型農業が韓国で展開されている。韓国では、安全な農産物に対する消費者のニーズの増大により、環境保全型農業による稲の作付面積が、近年、急速に増えている。特に、環境保全型農業では除草剤の使用が認められていないことから、雑草防除のための様々な方法が検討され駆使されてきた。雑草管理のなかで機械的、耕種的、生物的な防除技術について、韓国における最近の動向を紹介する。


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