最終更新日: 2008年 11月14日 | ||
11月のセミナー予定 | ||
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セミナー開催記録 |
第498回 気象談話会 |
日 時 : 平成20年11月4日(火) 16:00~17:30 場 所 : 5F中会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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雪氷楽会 in 東京 - 東大で何が起きたのか? 科学イベントについて考えてみる |
納口恭明 (Dr. ナダレンジャー:防災科研) 中村和樹 (産総研) 井上 聡 (農環研) |
井上
838-8206 |
内 容 | ||
(社)日本雪氷学会は毎年全国大会の後で「雪氷楽会」という子ども向けの公開イベントを行っている。今年は9月27日に東大工学部2号館で開催され、600人以上の驚異的な動員を記録した。パネラーはその主催者である。準備作業等や当日の会場の様子を紹介し、今回の成功の要因を探るとともに、科学イベント・アウトリーチ活動全般についてもざっくばらんに語り合うフリートーク座談会である。Dr. ナダレンジャーファンは必見! ◆◆◆ どなたでも参加できますので、参加したい方は直接会場にお越しください ◆◆◆ |
土壌環境研究領域セミナー (平成20年度 第6回) |
日 時 : 平成20年11月7日(金) 15:00~17:00 場 所 : 5F中会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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土壌化学の研究と環境保全型施肥技術への応用 | 小野 信一 (農環研) |
川崎 838-8313 山口 838-8315 |
内 容 | ||
東北農業試験場(現農研機構東北農研センター、盛岡)の黒ボク土壌で、アンモニウムイオン(NH4+)の吸着実験を行った。その結果、アンモニウム塩の中でリン安(リン酸アンモニウム)の吸着効率が特に大きいという結果を得て、そのメカニズムを明らかにした。またリン安では、土壌のCECを大きく超えて、NH4+が吸着される現象を認めた。水田圃場で水稲の施肥試験を行うと、リン安ではNH4+の流亡が抑制されて、窒素の施肥効率が高まった。 四国農業試験場(現農研機構近中四農研センター、善通寺)で、硝安(硝酸アンモニウム)やリン加(リン酸カリウム)を組み合わせた「ノンストレス型肥料」を開発し、この肥料で、ハウスの野菜・花卉栽培の塩類集積が回避されることを明らかにした。この考え方は「養液土耕栽培」にも応用され、(株)大塚化学との共同研究に発展した。 |
生物生態機能研究領域セミナー (平成20年度 第1回) |
日 時 : 平成20年11月12日(水) 16:00~17:00 場 所 : 5F中会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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大型土壌動物が炭素循環に与える影響 -Sokolov採炭跡地(チェコ)での研究事例- Effects of soil macro-fauna on carbon cycling in Sokolov post mining sits. |
金田 哲 (農環研) |
荒城 838-8269 |
内 容 | ||
ミミズ等の土壌動物は有機物と鉱物を同時に食べることにより、両物質を混ぜたり、養分の無機化を促進したりすることで、生態系に影響を与えている。今回の発表では、有機物や土壌を摂食するミミズやハエの幼虫といった大型土壌動物が炭素循環に重要な働きを持っていることを、チェコで参加したプロジェクトから紹介する。チェコでは採炭が露天掘りで行われており、参加したプロジェクトではボタ山の生態系回復過程を緑化区と自然放置区で調べている。両区では初期の土壌形成過程が異なっているが、これは両区での土壌動物の定着パターンの相違が要因と考えている。 発表では、土壌動物の定着過程、土壌炭素濃度、表薄切片を用いた土壌構造解析、大型土壌動物除去実験、糞の物質特性(微生物活性やNMR)解析などの結果を示し、土壌動物の炭素貯留機能を議論する。 |
生態系計測研究領域セミナー 平成20年度(第3回) |
日 時 : 11月17日(月) 15:00~16:00 場 所 : 5階中会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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交雑防止のための時間的隔離における 開花同期性の新評価法 A new method to evaluate the flowering synchrony for the "temporal isolation" of crops from wild relatives |
大東 健太郎 (農環研) |
三輪 838-8221 |
内 容 | ||
農環研では,一般試験圃場において、平成17~19年の3年間にわたって除草剤グリホサー耐性遺伝子組換えダイズとツルマメとの自然交雑に関する栽培実験を行った(2008年9月30日,プレスリリース)。この一般圃場実験では,組換えダイズとツルマメに関して,開花期の調査も実施している。本セミナーでは,開花期の一致性を評価するための新しい指標を提案し,圃場実験データに適用した結果を報告する。 |
農業環境インベントリーセンターセミナー (平成20年度 第6回) |
日 時 : 平成20年11月19日(水) 13:30~15:00 場 所 : 5F中会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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北海道で2008年8月以降に発生した チョウ目ツトガ科の新害虫の同定と生態 Identification and biology of a new pest of the family Crambidae (Lepidoptera) occurred in Hokkaido from August, 2008 |
吉松 慎一 (農環研) Shin-ichi YOSHIMATSU (NIAES) |
白戸 838-8235 吉武 838-8348 |
内 容 | ||
北海道内の広域において、見慣れないガの幼虫が大豆や小豆など多種類の作物を加害していた。発生していた幼虫から羽化した成虫個体をえることができ、同定したところ、わが国で、これまで害虫としての記録がないツトガ科の新害虫であることが判明した。同定の際に生じた問題と本種の生態を紹介したい。 |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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水田土壌統および畑土壌統設定のための 土壌断面集の内容とデータベース化について Contents of database of soil profile data collections for soil series establishment |
小原 洋 (農環研) Hiroshi OBARA (NIAES) |
白戸 838-8235 吉武 838-8348 |
内 容 | ||
今年度に公開を計画している水田土壌統および畑土壌統設定のための土壌断面集のデータベースについて、その内容を紹介する。また、土壌データベースの公開(利用)前の手続きとして、分析データ等のエラーチェックを行っているが、その方法と実例についても紹介する。 |
物質循環研究領域セミナー 平成20年度(第4回) |
日 時 : 11月27日(木) 13:30~15:00 場 所 : 5階会議室(547号室) |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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黒ボク土畑圃場における水移動と硝酸塩輸送の定量化 | 江口 定夫 (農環研) |
岸本(莫) 838-8225 林 838-8225 |
内 容 | ||
圃場スケールや集水域スケールでの系内での地表面における正味の窒素(N)負荷量と系外へのN流出量の関係は、一般に、前者に対して後者の値の方が小さく、また、系内で負荷されたNが系外へ流出するまでには時間がかかることが知られています。これらの原因の詳細を解明するためには、土壌-地下水系を通じた硝酸塩の輸送過程における形態変化と輸送にかかる時間を現場条件下で測定し、定量的な情報を得ることが必要不可欠です。しかし、現場条件下でのありのままの水移動や硝酸塩の輸送過程を定量的に把握するという試みそのものが大きなチャレンジであり、未だに確立された方法はなく、これまで現場条件下での定量的知見はほとんど得られていません。この発表では、筑波-稲敷台地に位置する黒ボク土野菜畑圃場(稲わら堆肥連用)を対象として、不飽和帯及び浅層地下水帯を通じた水移動を定量化し、系内における硝酸塩の輸送量・輸送時間・除去量と根群域内における有機態N増加量を求めた事例について紹介したいと思います。 |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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第33回国際地質学会議の報告 | 麓 多門 (農環研) |
岸本(莫) 838-8225 林 838-8225 |
内 容 | ||
8月にオスロで開催された標記会議で研究発表を行いました。会議の様子や印象に残ったことについて、写真を交えて報告します。 |
テ ー マ | 講 演 者 | 連 絡 先 |
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米国地質学会・土壌学会・農学会・作物学会 ジョイント・ミーティング参加報告 |
南川 和則 (農環研) |
岸本(莫) 838-8225 林 838-8225 |
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独立行政法人 農業環境技術研究所 305-8604 茨城県つくば市観音台 3-1-3 |
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