農業環境技術研究所 最終更新日: 2010年8月23日 NIAESロゴ

7月の公開セミナー

農業環境技術研究所
セミナー開催記録
7月8日(木曜日) 生物生態機能研究領域セミナー(平成22年度 第2回)
7月21日(水曜日) 農業環境インベントリーセンターセミナー(平成22年度 第4回)
7月22日(木曜日) 生物多様性研究領域セミナー(平成22年度 第2回)
7月23日(金曜日) 有機化学物質研究領域セミナー(平成22年度 第2回)

生物生態機能研究領域特別セミナー
(平成22年度 第2回)

日時: 平成22年7月8日(木) 
13:15~14:15頃
場所: 547会議室
テーマ 講演者 連絡先
The Living Deads Dr. MOHAMMAD SHAMIM JAIRAJPURI
(Professor of Zoology Aliagarh Muslim Universiry)
酒井
電話 838-8309
内容

Anguina tritici, the wheat-gall nematode was the finest example from the living organisms which was discovered as a living dead by Needham in 1743 using his rather primitive microscope. These were the juveniles of the first ever animal to have been reported in this condition. This phenomenon is also often called as Cryptobiosis or hidden life or sometimes as suspended animation. Once organisms have gone into this state, it is considered that they are better suited to survive in adverse environmental conditions. Such a condition is possible due to excessive heat resulting into the loss of water due to the rising temperatures, anhydrobiosis. But it could also be due to low temperatures as well in the extreme winter months or on high altitudes due to freezing temperatures. This is what we call as cryobiosis. The total absence or lack of oxygen may also bring about such results, cryobiotic conditions. The total absence of oxygen may cause anoxybiosis. High osmotic pressures induce osmobiosis. Many different species of nematodes which may be important plant parasites may pass through these conditions such as Aphelenchoides spp., Heterodera, Globodera, Ditylenchus, etc. It is not only the lower organisms like nematodes that suffer because of the change of the environmental conditions but higher animals too and even man is not spared. All this will be explained with suitable examples and photographs in the slide presentation.


農業環境インベントリーセンターセミナー
(平成22年度 第4回)

日時: 平成22年7月21日(水) 
13:30~
場所: 453会議室
テーマ 講演者 連絡先
生態系観測データのためのエコインフォマティクス 小川安紀子
(国立環境研究所)
高田・大澤
電話 838-8272
内容

エコインフォマティクスは、生態学のための情報学です。現在、様々な地球環境問題の解決策が求められる中、生態系の構造と機能をよりよく理解し、また人為撹乱・地球変動などへの応答予測などを目的として、生態系を様々な側面から統合的に観測しようとする動きが加速しています。多種多様な、また長期にわたる生態系観測データを効率的に統合研究に活かすための手法がエコインフォマティクス研究者によって開発されています。長期生態学研究(LTER)コミュニティを中心に開発され、徐々に生態学データ共有の標準技術となりつつあるエコインフォマティクス技術の紹介をします。


生物多様性研究領域セミナー
(平成22年度 第2回)

日時: 平成22年7月22日(木) 
15:00~17:00
場所: 453会議室
テーマ 講演者 連絡先
コウモリ類に対する土地被覆改変の影響と将来予測
Influence of land-cover alteration and its future prospects on bats
赤坂卓美
(北海道大学大学院・森林生態系管理学分野)
伊藤
電話 838-8252
内容

人為景観における野生生物個体群の適切な維持管理は、生物多様性保全を考える上で大きな課題である。中でも、農地景観は、人間生活にとって鍵ともなる景観であるため、どのように農業活動と生物多様性を両立していくべきかが特に重要となるが、そのためには、野生動物にとって重要なハビタットの抽出、そして、そのハビタットの消失の影響などの将来予測をしていく必要がある。
上記のテーマに対し、生態学・景観生態学の視点からは、「景観構造や空間配置」、「生態系間の連結性」、そして、「ハビタットの保全・復元」など様々なキーワードで研究が行われている。本発表では、哺乳類の1/4を占め、夜間の高次捕食者および種子散布など多様な機能を持つコウモリ類を対象に、「景観構造と空間配置」および「森林と河川の連続性」に重点をおき、ラジオテレメトリ、安定同位体分析、そしてGISなどの手法を用いて行った研究を紹介する。

テーマ 講演者 連絡先
ため池における水生植物の種多様性に影響する要因:景観スケールでの研究からわかってきたこと 赤坂宗光
(国立環境研究所)
伊藤
電話 838-8252
内容

ため池は淡水に生育する生物にとって重要な生息環境であり、淡水生態系の生物多様性を保全する上で重要な役割を果たす。しかし、近年、ため池をとりまく社会的な背景の変化によりため池の減少は減少し、現存する池でも生息環境としての質が著しく低下している事が多い。本発表では、ため池に生育する水生植物に注目し、その種多様性の減少要因とその機構を探ることを目的として行った、i)ため池の連結性が水生植物の種多様性に果たす役割について研究と、ii)ため池における水生植物の減少の主要因である周辺の市街化と護岸化が、特にどのような形質をもつ種を消失させやすいかを評価した研究を紹介する。


有機化学物質研究領域セミナー
(平成22年度 第2回)

日時: 平成22年7月23日(金) 
15:00~17:30
場所: 547会議室
テーマ 講演者 連絡先
米国農学系アカデミックサバイバルのための10の法則 久保田智恵利
(アリゾナ大学農学生命科学部)
小原
電話 838-8306
内容

米国の農学系でファカルティ(教官)のポジションをもつ日本人研究者は増えつつある。その多くが国際的舞台で活躍をしながら、できれば自国の教育研究にも貢献したいと考えている。一方で、海外へ出ることを躊躇し、国際舞台での活動の機会を逃す若手研究者も少なくない。講演者は1994年に千葉大学園芸学部で学位を取得、6年間の千葉大学勤務の後に「コンフォートゾーンから一歩踏み出すべく」、単身アリゾナ大学(米国アリゾナ州ツーソン市)へ異動、以来、米国施設園芸の発展に貢献するべく教育と研究活動を続けている。8年間のファカルティとしてのサバイバル経験をもとに、研究者として前向きによりよい仕事をするためのキーポイントについて概説する。
(15:00-15:45)

テーマ 講演者 連絡先
ウリ科野菜のPOPs吸収抑制の観点からの接木栽培の適用 大谷 卓
(農環研)
小原
電話 838-8306
内容

日本におけるキュウリ生産は、その大部分が接木栽培によって行われている。接木を用いる目的として、一般的には病害の回避、草勢の維持および収量の確保が挙げられる。一方、私たちの研究グループでは、残留土壌におけるキュウリのPOPs吸収抑制技術として低吸収性品種の選抜および利用を試みているが、その過程で接木キュウリのPOPs吸収性が台木品種に支配されていることを明らかにした。ここでは、接木という技術の新たな活用場面として、ウリ科野菜のPOPs吸収抑制技術への適用について解説する。
(16:00-16:45)

テーマ 講演者 連絡先
米国における野菜接木苗導入へ向けて
―植物環境調節学からのアプローチ
久保田智恵利
(アリゾナ大学農学生命科学部)
小原
電話 838-8306
内容

野菜苗の接木技術は1920年代に連作に起因する土壌病原菌対策として日本で開発されて以来、アジア、ヨーロッパなどの各国で利用されている。土壌消毒剤としての臭化メチルの使用が禁止されて以降、環境にやさしい代替技術としての接木に対する世界的関心が高まっている。北米においては1990年代後半より温室養液栽培トマトでの樹勢強化のための技術としての使用が開始されて以来、多方面からの注目を集めているが、大規模な露地栽培主体の米国農業への導入は遅々として進んでいない。普及への制限となっている要素とその解決方法に関して、講演者の専門である植物環境調節学をはじめとして多分野にまたがる研究チームの取り組みを紹介しながら解説する。
(16:45-17:30)

18:30ごろより情報交換会(詳細未定)
参加希望者には追って詳細をお知らせしますので、16日(金)までに小原までお知らせ下さい。

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