農業環境技術研究所

最終更新日: 2012年10月17日

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10月の公開セミナー

農業環境技術研究所
セミナー開催記録
10月4日(木曜日) 第525回気象談話会
10月11日(木曜日) 第4回生物多様性研究領域セミナー
10月15日(月曜日) H24年度 第3回有機化学物質研究領域セミナー
10月23日(火曜日) 生態系計測研究領域セミナー
10月24日(水曜日) 統計GISセミナー

第525回気象談話会

日時: 平成24年10月4日(木曜日)
13:30~
場所: 農環研本館5F  547会議室
テーマ 講演者 連絡先
Crop responses to tropospheric ozone: mechanisms of damage and tolerance in Glycine max. and Oryza sativa Charles P. Chen
福 岡
電話 838-8205
要旨

The global background concentration of tropospheric ozone has been rising since the Industrial Revolution, and is widely recognized as a problem affecting crop growth and yields. However, the mechanisms of damage and tolerance in plants are complex and still relatively unclear. The leaf-level response of soybean to acute and chronic ozone was characterized using simultaneous measurements of chlorophyll fluorescence imaging and gas exchange. The results showed that both acute and chronic ozone exposure induces spatially heterogeneous damage across the soybean leaf, but the underlying physiological mechanisms of damage differ. In addition, recent QTL analyses of ozone sensitivity and tolerance in rice have identified several loci which are associated with increased ozone tolerance. I will share results concerning one QTL, OzT8, which has been found to be associated with relative maintenance of photosynthetic capacity under ozone stress, and could potentially be used to breed future rice lines with greater tolerance to ozone exposure.

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第4回生物多様性研究領域セミナー

日時: 平成24年10月11日(木曜日)
15:00~17:00
場所: 農業環境技術研究所 5F 547会議室
テーマ 講演者 連絡先
自然植生保全地域における外来緑化植物の管理優先順位決定方法の構築 西田智子、山本勝利、細木大輔
(農業環境技術研究所・生物多様性研究領域)
鈴木
電話 838-8245

加茂
電話 838-8246
要旨

国立公園等、自然植生の保全が重要な地域においても砂防や道路工事は必要であり、そのために緑化植物が使われている。しかしながら、逸出した緑化植物が希少種の生育に悪影響を及ぼすミ等の事例が報告され、人間活動に必要ではあるが生物多様性への影響が懸念される外来緑化植物について関係する省庁で取扱が検討されている。一方、河川域を除いては、外来緑化植物の逸出状況は調査された例は少なく、また合理的な管理方法についても研究例はあまりない。そのため、講演者らは国立公園内における外来緑化植物の逸出状況の調査及びそれに基づく管理優先順位決定方法の構築のための研究を行っている。今回のセミナーでは、これまでに得られた外来緑化植物の逸出パターンと考案中の管理優先順位決定方法について紹介する。

テーマ 講演者 連絡先
寄生蜂の<寄主>と<餌>の匂いをめぐるなんやかや 釘宮聡一
(農業環境技術研究所・生物多様性研究領域)
鈴木
電話 838-8245

加茂
電話 838-8246
要旨

寄生蜂コナガサムライコマユバチは、アブラナ科植物の害虫であるコナガの幼虫に産卵する。本寄生蜂の雌は、生殖に必要な寄主幼虫を見つけだすために、幼虫が食害した植物から放出される匂い(揮発性成分)を手掛かりに用いている。一方で、寄生蜂の雌は自らの採餌のために、様々な匂いを用いて(時にはそれを学習して)餌を探しだしていると考えられる。コナガサムライコマユバチが寄主と餌を探索する際、どのようにして匂いの情報を使っているのかについて、これまでの研究で分かってきたことを紹介します。

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H24年度 第3回有機化学物質研究領域セミナー

日時: 平成24年10月15日(月曜日)
15:15~17:15
場所: 農環研4F会議室(453号室)
テーマ 講演者 連絡先
SETAC Asia/Pacific 2012 参加報告 横山淳史氏
(有機化学物質研究領域)
永井
電話 838-8302
テーマ 講演者 連絡先
農薬の河川一次生産者に対する環境影響評価手法の高度化の検討 石原悟氏
(農林水産消費安全技術センター)
永井
電話 838-8302
要旨

圃場などで使用された農薬は隣接する河川や湖沼といった水圏に流入することがあるため、水圏生態系に対する農薬の影響評価は、農薬登録時の安全性評価における重要な分野の一つとなっている。水生植物に対する農薬の安全性評価にあたって、日本では藻類(緑藻 Pseudokirchneriella subcapitata)を用いた生長阻害試験のみが評価体系に組み入れられている。一方、欧米では除草剤など植物に活性を有する物質に対しては、複数種の藻類とウキクサ(Lemna sp.)を用いた試験が利用されている。さらに欧州では、フサモ(Myriophillum sp.)を用いた生長阻害試験法の開発等、供試可能な水生植物の拡大が進められているが、未だに水生植物に対する農薬の影響試験法は充実しているとはいえない。

本セミナーでは、Lemna属ウキクサなど国際的な生長阻害試験の指針が定められている水生植物以外の水生植物種に対する影響を評価する手法として、ミジンコウキクサ(Wolffia globosa)とサンショウモ(Salvinia natans)を用いた試験法を検討した結果を紹介したい。

テーマ 講演者 連絡先
藻類の遅延発光を利用した新しい化学物質影響評価技術 勝又政和氏
(浜松ホトニクス株式会社)
永井
電話 838-8302
要旨

我々は藻類に対する化学物質影響の新しい評価手法の一つとして藻類の遅延発光(遅延蛍光とも呼ばれる)に注目している。遅延発光は、藻類を用いた化学物質の影響評価において、新しい生物量計測の手段として、また、化学物質の影響による生長阻害の迅速な予測や、 化学物質が光合成をかく乱する作用メカニズムの評価に利用できる可能性がある。今回のセミナーでは、研究開発中の手法の特徴と評価事例について紹介する。

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生態系計測研究領域セミナー

下記の要領にて、第4回生態系計測研究領域セミナーを開催いたします。今回はイタリアのQuantamGIS(QGIS)の開発運営委員で、GIS技術を用いた生態系保全研究者のPaolo Cavallini氏とデイビッド・スプレイグ上席研究員による、GISを用いた生態学研究の話題提供です。また翌24日(水)には、Cavallini氏によるより詳しいQGISハンズオンを統計GISセミナーとして開催いたします。そちらも併せて、皆さまのご参加をお待ちしております。

日時: 平成24年10月23日(火曜日)
13:15より *2、3時間程度を見込んでいます
場所: 大会議室(295)
テーマ 講演者 連絡先
伝統的農業環境の景観構造のGIS解析 デイビッド・スプレイグ上席研究員
大東
電話 838-8224
要旨

地図ベースで農業環境の景観構造を解析する手法は様々なGISソフトにより多数提供されているが、研究者が特定の土地利用の配置を前にして、どのようなテクニックを選択するかは研究の目的によって異なる。距離関係が研究の目的の場合、ポリゴンや点などのフィーチャー間距離を解析することが定番の方法だが、さらにクラシックな手法にバッファーがある。しかし、最も古いGISテクニックの一つであるにもかかわらず、バッファーをもとに行う解析の可能性は未だに研究者によってフルに活用されていないようにも思われる。このセミナーでは、迅速測図を題材にバッファーベースの方法で茨城県南部の調査地における土地利用の空間構造を明らかにする解析を紹介しながら、バッファー解析のメリットとデメリットについて考察する。

テーマ 講演者 連絡先
生態系保全研究のためのQGIS Paolo Cavallini氏
大東
電話 838-8224
要旨

QGISにはよく知られたデータビュアーとしての機能以外にも、最終的なプレゼンツールとしても、マッパーツールとしてのウェブGISサーバー、クライアントとしての機能も備えている。またアンドロイドとの連携やアプリ(Qmap)を利用したデータ収集なども行え、データ解析、モデリングという最も重要な作業も可能である。さらにはプラグインを開発することで、さらに自由に機能を拡張していくことができる。本セミナーではQGISが生態系保全研究の、データ収集から解析、成果物のプレゼンにまで幅広く使えるツールであることを示す。本講演はQGISで実演しながら行う予定である。

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統計GISセミナー

下記の要領で、統計GISセミナーを開催いたします。Cavallini氏はQuamtamGISの開発運営委員としてご活躍をされており、講演は、QGISの基礎から応用までの様々なテクニックの紹介がなされます。QGISを既に利用されたことがあるかたはインストールされたPCをお持ちになることをおすすめします。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

日時: 平成24年10月24日(水曜日)
10:00?15:00程度
場所: 547会議室
テーマ 講演者 連絡先
QGISハンズオンセミナー Paolo Cavallini氏
(QGIS開発運営委員)
大東
電話 838-8224
要旨

QGISにはデータブラウザ、マッパーツール、ディベロッパーなどの様々な側面があるが、本セミナーでは特にQGISを用いたデータ解析、モデリングの機能について、基礎から、かなり踏み込んだ応用的な手法まで幅広く紹介する。また、実際のQGIS利用者からの質問、要望に応えるための時間も設けたい。

本セミナーはQGISを実際に扱いながらのほうがより充実したものとなると思います。QGISのインストール、基本的な操作方法については、岩崎亘典主任研究員のウェブページ(http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/niwasaki/QGIS/)に過去の統計GISセミナーでの資料がございますので、そちらも参考にしてください。

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11月の公開セミナー
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