遺伝子組換えダイズ栽培実験(平成17年)
「ほ場条件下における遺伝子組換えダイズと非組換えダイズとの自然交雑」
6月28日(は種)
独立行政法人 農業環境技術研究所
2005年7月4日
農業環境技術研究所では、昨年(平成16年)、除草剤耐性の組換えダイズ(40-3-2系統品種: AG3701RR)と非組換えダイズ(品種名:エンレイ)を隣接して栽培し、非組換えダイズから種子を収穫しました。本年はこれらの種子を用いて、組換えダイズと非組換えダイズとの自然交雑率を調べるための栽培実験を6月から8月まで行います。
このページでは、6月28日に種子を播(ま)き、防鳥ネットを張った様子をお知らせします。
播種作業写真1(播種作業)
 709個体から採取した種子33507粒を播種(はしゅ)しました。どの個体から採取した種子か分かるように、ラベルを立てました。
播種の方法写真2(播種の方法)
 1畝(うね)に2列で5cm間隔に播種しました。
防鳥ネットの設置写真3(防鳥ネットの設置)
 播いた種子をカラスやハトが持ち出さないように、防鳥ネットをかけました。

栽培実験名: ほ場条件下における遺伝子組換えダイズと非組換えダイズとの自然交雑
栽培目的: 組換えダイズを栽培した場合の同種作物への影響に関する知見を集積することを目的として、組換えダイズと非組換えダイズとの自然交雑に関する栽培実験を行います。
栽培概要: 平成16年に除草剤グリホサート耐性組換えダイズと非組換えダイズを隣接して栽培し、非組換えダイズ区の種子を収穫しました。本年は、その種子を当研究所内の一般試験ほ場(18.2a)に播種し、幼個体の除草剤耐性を調べ、播種した種子に含まれていた交雑種子の割合を調査します。その結果に基づき、組換えダイズが隣接した非組換えダイズと交雑した可能性を検討します。
本栽培試験に関する連絡先:
独立行政法人 農業環境技術研究所 企画調整部研究交流科
電話番号    029-838-8184
メールアドレス coord@niaes.affrc.go.jp
栽培実験の詳細については栽培実験計画書 [PDF]をご覧ください。

「第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針」 [PDF]に基づいた情報提供です。

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