遺伝子組換えダイズ栽培実験(平成17年)
「ほ場条件下における遺伝子組換えダイズとツルマメとの自然交雑」
10月11日(結実の様子)
独立行政法人 農業環境技術研究所
2005年11月9日
農業環境技術研究所では、平成17年6月から11月まで遺伝子組換えダイズと近縁な野生種ツルマメとの自然交雑率を調べる実験を行っています。
このページでは、除草剤グリホサート耐性遺伝子組換えダイズ(40-3-2系統品種: AG3701RR)、野生種ツルマメ、非組換えダイズ(品種名:エンレイ)の栽培実験の中で、それぞれの植物が結実している様子をお知らせします。
組換えダイズの結実写真1 組換えダイズ品種AG3701RRの結実
 草丈は50〜60cmになりました。長さ3〜5cmの莢(さや)がついています。
ツルマメ写真2 野生種ツルマメの生育
 高さ180cmの支柱の一番上まで蔓(つる)が巻き付いて生育しています。
ツルマメの結実写真3 野生種ツルマメの結実
 長さ2cmぐらいの莢がついています。
非組換えダイズの結実写真4 非組換えダイズ品種エンレイの結実
 写真1の組換えダイズと同様に生育、結実しています。

栽培実験名: ほ場条件下における遺伝子組換えダイズとツルマメとの自然交雑
栽培目的: 組換えダイズを栽培した場合の近縁野生種への影響に関する知見を集積することを目的として、組換えダイズとツルマメとの自然交雑に関する栽培実験を行います。
栽培概要: 当研究所内の一般試験ほ場(15a)で除草剤グリホサート耐性組換えダイズとツルマメを隣接して栽培して、組換えダイズとツルマメの開花期や交雑種子の特性などを調査し、次年以降に行う予定の自然交雑についての栽培実験のための基礎データを収集します。
本栽培試験に関する連絡先:
独立行政法人 農業環境技術研究所 企画調整部研究交流科
電話番号    029-838-8184
メールアドレス coord@niaes.affrc.go.jp
栽培実験の詳細については栽培実験計画書 [PDF]をご覧ください。

「第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針」 [PDF]に基づいた情報提供です。

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