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第29回 農業環境シンポジウム
農業・農村における身近な生物多様性の保全と活用をめざして
(2008年2月1日)

農村には水田、畑、樹園、草地、林地などを含む農業生態系があり多様な生物を育んでいます。1980年代以降、国内外において、農業生態系の生物多様性を保全し自然と調和した豊かな環境を確保しようとする動きがあります。一方、過度の農業開発によって、農村をすみかにしている生き物の中には生息の場を失っている種類もいます。現在、多くの研究者が農業生態系に生息する生物の実態を正面から見すえ、生物多様性の現状を理解し保全と活用をめざした調査・研究を進めています。

今回の農業環境シンポジウムでは、これまでの研究の中で得られた成果を広く公開し、農業生態系における身近な生物多様性の保全と活用について考えるとともに、これからの研究や政策に生かすことを目的とします。

開催日時: 2008年2月1日(金曜日) 13:00−17:00

開催場所: 東京国際フォーラム ホールD5 (東京都千代田区丸の内3-5-1) 交通案内

主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所

後援: 農林水産省、 日本学術会議

参加費: 無料

参加申込: 「第29回農業環境シンポジウム」 特設サイト (対応するURLが見つかりません。2012年8月) での参加登録は終了しました。

参加登録をされていない方は、当日、シンポジウム会場の当日受付デスクにおいでください。

The 29th Symposium on Agro-Enviromental Science
Functional Biodiversity at the Farm Level -Conservation and Use-
on February 1, 2008 at Tokyo International Forum by NIAES

プログラム

13:00   開会の辞

農業環境技術研究所 理事長  佐藤 洋平 

[ 基調講演 ]

13:10− 生物多様性の保全のための地域区分と管理

大澤 雅彦 (東京大学)

[ 講演 ]

13:50− 農村ランドスケープと生物多様性

山本 勝利 ・ 楠本 良延 (農業環境技術研究所)

14:15− 生物多様性にとっての水田生態系管理

日鷹 一雅 (愛媛大学)

14:40− 農業に有用な生物多様性

田中 幸一 (農業環境技術研究所)

15:05−    (休憩)

15:20− 放牧で草原の生物を維持する―北上山地安家森のチョウを例に―

吉田 信代 (農研機構・東北農研センター)

15:45− 総合討論 ―これからの農林畜産業と生き物との共存に向けて―

座長: 平井 一男 (農業環境技術研究所) 
コメンテーター: 高橋 佳孝 (農研機構・近中四農研センター) 

16:45   閉会の辞

農業環境技術研究所 理事  上路 雅子 

問合せ先:
305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
農業環境技術研究所 生物多様性研究領域長 平井一男
電話 029-838-8251
第29回農業環境シンポジウム事務局 ( sec@niaes-sympo.com )

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