10月4日(火曜日)、農業環境技術研究所 (つくば市) において、第11回有機化学物質研究会「化学物質と人間・環境との調和を目指すレギュラトリーサイエンス」を開催します。
開催趣旨
レギュラトリーサイエンスは、1980年代、国立衛生試験所(当時)の内山充氏によって 「学問や技術を人間・環境にとって望ましい内容と方向を持つように調整(レギュレート)するための」「予測・評価・判断の科学」 として提唱された概念であり、昨今、科学的知見と行政施策を結びつけるために必要な取り組みとして、その充実・強化が望まれています。
そこで、本研究会では、有機化学物質を主な対象として、行政の立場から 「レギュラトリーサイエンス」 推進のための取り組み、および研究の立場から 「レギュラトリーサイエンス」 の実践事例を紹介いただき、今後の 「レギュラトリーサイエンス」 の一層の推進に向け、理解を深めることを目的としています。
開催日時: 2011年10月4日(火曜日) 10:00 〜 17:00
開催場所: (独) 農業環境技術研究所 2階 大会議室
(茨城県つくば市観音台3−1−3)(周辺地図と交通案内)
主催: 独立行政法人 農業環境技術研究所
参集範囲: 国公立・独立行政法人試験研究機関、 大学、 企業、 行政部局、 関連団体 等
参加: 参加費無料(情報交換会は参加費 3千円)
参加を希望される方は、下記の 申し込み先 までご連絡ください。
(研究会当日の参加登録もお受けします。会場受付でお知らせください。)
プログラム
10:00−10:10 挨拶
(独) 農業環境技術研究所 理事長 宮下C貴
10:10−10:50 レギュラトリーサイエンスの役割と展望
バイエルクロップサイエンス(株) 星野敏明
(農薬学会農薬レギュラトリーサイエンス研究会 委員長)
10:50−11:30 農林水産行政におけるレギュラトリーサイエンスの推進について
農林水産省 消費・安全局 大熊 武
11:30−12:10 農薬環境行政の今後の展開方向と試験研究への期待
−技術的課題の解決のために−
環境省 水・大気環境局 西嶋英樹
[ 昼食 12:10−13:10 ]
13:10−13:50 農林水産における危害要因とレギュラトリーサイエンスの取り組み
−プロジェクト研究「生産工程」を事例として−
(独) 農業環境技術研究所 與語靖洋
13:50−14:30 化学物質の環境リスクに関する政策対応型調査研究の紹介
(独) 国立環境研究所 菅谷芳雄
[ コーヒーブレイク 14:30−15:00 ]
15:00−15:40 純粋科学と意思決定をつなぐ道具としての規制科学
−化学物質のリスク評価・管理の観点からの考察−
(独) 産業技術総合研究所 小野恭子
15:40−16:20 POPs による農耕地汚染の評価と管理
(独) 農業環境技術研究所 清家伸康
16:20−17:00 総合討論
[ 情報交換会 17:30−19:00 ]
参加申し込み
研究会への参加をご希望の方は、以下の事項を明記の上、メール(あて先: otanit@affrc.go.jp )にて、お申し込みください。
○参加者氏名(フリガナ)
○所属機関名
○連絡先(電話・Fax・E-mail)
○情報交換会(参加費 \3000)ご参加の有無
お問い合わせ
農業環境技術研究所 有機化学物質研究領域 大谷 卓
〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3
電話:029-838-8301
FAX :029-838-8199
E-mail: otanit@affrc.go.jp