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第26回 気象環境研究会
気候変動環境下における広域スケールの食料生産変動予測にむけて
(2012年2月9日)

独立行政法人農業環境技術研究所は、2012年2月9日午後、つくば国際会議場において、第26回気象環境研究会 「気候変動環境下における広域スケールの食料生産変動予測にむけて」 を開催します。

気候変化と広域スケールの食料生産との関係は、これまで平均的な環境変化に対する食料生産の応答に注目して、研究が進められてきました。しかし、気候変化、温暖化にともなって気象の年々変動が増大し、異常気象が多発する可能性が指摘されていることから、気象の年々変動や突発的な変化にも注目して、食料生産への影響を評価する必要があります。また、農業の国際化の進展により主要穀物の生産地域が偏在化しつつあり、穀物の主要生産地域で異常気象が発生すれば、世界的な食料供給の不安定化に直結する危険性があります。このように、食料生産の環境変動応答を広域スケールで予測する研究の重要性は明らかですが、その研究基盤や方向性については、まだ検討すべき点が多く残されています。

本研究会では、気候変動予測、作物の環境応答、世界食料需給推計などに関する最新の研究情報を交換するとともに、政策立案者からの要望なども踏まえた今後の研究方向について議論いたします。

開催日時: 2012年2月9日(木曜日) 13:00−18:00

開催場所: つくば国際会議場 (茨城県つくば市)

主催: (独) 農業環境技術研究所

後援: 日本作物学会日本農業気象学会 (最新のURLに修正しました。2015年10月)

参加: 無料 (参加を希望される方は、できるだけ事前に、開催事務局 までお知らせください)

プログラム

13:10  開会あいさつ

宮下 清貴 ((独)農業環境技術研究所 理事長)

13:20  気候変動が食料生産に及ぼす大域的影響

横沢 正幸 ((独)農業環境技術研究所)

13:45  季節的気候予測情報とその農業応用

佐久間弘文 ((独)海洋研究開発機構)

14:20  気候変動の農業影響評価と適応策

金丸 秀樹 (国際連合食糧農業機関)

(休憩)

15:15  広域スケールにおける主要作物の生産性環境応答のモデル化

飯泉仁之直 ((独)農業環境技術研究所)

15:50  気候変化予測と連携する土地利用シナリオの構築

山形与志樹 ((独)国立環境研究所)

16:25  気候変動が世界の食料需給に及ぼす影響の評価

古家  淳 ((独)国際農林水産業研究センター)

17:00  総合討論

コメンテーター

齊藤 邦行 (日本作物学会、岡山大学)
菅野 洋光 (日本農業気象学会、(独)農研機構 東北農業研究センター)
中川 博視 ((独)農研機構 中央農業総合研究センター)
農林水産省大臣官房食料安全保障課 担当官
農林水産省農林水産政策研究所 担当官

開催事務局 (参加申し込み・お問い合わせ先)
(独)農業環境技術研究所 大気環境研究領域 (metniaes@niaes.affrc.go.jp
参加を希望される方は、資料準備の都合上、できるだけ事前に、お名前とご所属、ご連絡先(郵送物のあて先)をお知らせ下さい。

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