用語集

放射能汚染と農業に係わる専門用語を解説しています。次の索引から検索できます。

ヨウ化セシウムシンチレーションサーベイメータ
ヨウ化セシウムシンチレーションサーベイメータ
ヨウ素やセシウムなどから出るベータ線やガンマ線を検知し、空間線量の測定に用いられる。センサーにヨウ化セシウムを用いており、放射線の量に応じて検出器から出る蛍光をフォトダイオードで電気信号に変換している。
ヨウ素131
放射能汚染の原因となる主要な核種。ヨウ素の放射性同位体で、半減期は8日。ウランなどの核分裂によって生成し、揮発性で広範囲に拡散しやすい。農作物や家畜飼料へ降下・沈着し、放射能汚染を引き起こす。食品中のヨウ素はほとんどが人間の甲状腺に蓄積され、甲状腺ガンを発症する危険性がある。
溶存態セシウム(ようぞんたいせしうむ)
降雨、農業用水や田面水などの環境水において、0.45μmのメンブレンフィルターを通過したセシウム。水に溶けてほとんどはイオン状態になっていると考えられている。作物の葉、茎や根を通して、可食部へ移行する。