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新農業展開ゲノムプロジェクトシンポジウムについて

2012年6月12日更新


農林水産省では、日本が中心になって進めてきたイネゲノムの解読が2004年に完了したことを受けて、農業に役立つ遺伝子を単離し機能を解明するとともに、それらを活用して新たな品種開発を行うプロジェクト(新農業展開ゲノムプロジェクト)を推進しています。プロジェクト開始から3年がたち、様々な成果も出てきました。最近メディアに取り上げられた話題としては、「おいしくて、しかもいもち病に強いイネの開発」「コシヒカリのゲノムを解読」「イネの収量を大幅に向上させる遺伝子を発見」などがありますが、それらの成果を一般の方に分かりやすく紹介するために「ここまでできた!お米の研究最前線」と題して、各地でそれぞれの土地に相応しいテーマを選んでシンポジウムを開いています。これまでに熊本、北海道、富山、愛知で開催してきました。 第一線の研究者に最新の研究成果をわかりやすく説明してもらうようにお願いしていますので、研究者の熱意が伝わり、参加者の皆さんから好評を得ています。せっかく分かりやすいプレゼン資料を準備していただいたのに、1回限りの講演ではもったいないので、スライドに音声を付けて公開することにしました。是非、最前線の研究成果に触れてみて下さい。また、ご希望があれば、講演会の開催も検討しますので、お問い合わせ下さい。

また、地方シンポジウムと並行して平成23年度から、プロジェクト全体の成果を農林水産省内の皆さんに分かりやすくお知らせするために、省内ミニシンポジウムを開催しています。新農業展開ゲノムプロジェクトで取り組んでいる様々な研究対象をなるべく網羅するようにテーマを選び、ひと月に1回のペースで、やはり第一線の研究者をお呼びして、最新の研究成果も含めて分かりやすく紹介してもらっています。この講演内容についても順次アップしていこうと考えていますので、是非ご覧下さい。

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これまで開催した地方シンポジウムと今後の予定

開催日 タイトル
開催場所
資料
2011年(平成23年)
11月14日(月) 岡山シンポジウム2011 「ここまでできた!お米の研究最前線」
岡山国際交流センター(岡山県岡山市北区奉還町2−2−1)
資料
 「農林水産省が進める研究の目指すもの」  高野誠 (農林水産技術会議事務局)
 「急速に進化するゲノムシーケンス解析技術」  松本隆 氏 (農業生物資源研究所) WMP
 「イネ有害元素カドミウムとヒ素の集積に関わる遺伝子」  馬建鋒 氏 (岡山大学生物資源科学研究所) WMP
 「ゲノム情報はイネの品種改良にどのように役立つか?」  山本敏央 氏 (農業生物資源研究所) WMP
2010年(平成22年)
12月17日(金) 愛知シンポジウム2010 「ここまでできた!お米の研究最前線」
ウィルあいち(愛知県女性総合センター) 大会議室(愛知県名古屋市東区上竪杉町1番地)
資料
 「農林水産省が進める研究の目指すもの」  高野誠 (農林水産技術会議事務局) WMP
 「限界を超える多収米をデザインする」  北野英己 氏 (名古屋大学) WMP
 「いもち病に強く、しかもおいしい米を作る」  福岡修一 氏 (農業生物資源研究所) WMP
 「中部125号(ともほなみ)誕生までの軌跡」  水上優子 氏 (愛知県農業総合試験場) WMP
12月10日(金) 富山シンポジウム2010 「ここまでできた!お米の研究最前線」
富山県民会館304号室(富山県富山市新総曲輪4番18号)
資料
 「農林水産省が進める研究の目指すもの」  高野誠 (農林水産技術会議事務局) WMP
 「なぜ高温になるとお米の品質が低下するのか?」  梅本貴之 氏 (農研機構・作物研究所) WMP
 「高温ストレスに強いイネを開発する」  三ツ井敏明 氏 (新潟大学) WMP
 「DNAマーカーを用いて病気や高温に強いお米を作る」 蛯谷武志 氏 (富山県農林水産総合技術センター) WMP
8月6日(金) 美唄シンポジウム2010 「北海道のお米を知ろう!」
美唄市民会館 大ホール(北海道美唄市西4条南1丁目4番2号)
資料
 「農林水産省が進める研究の目指すもの」  高野誠 (農林水産技術会議事務局)
 「北海道のお米をおいしくする」  清水博之 氏 (北海道農業研究センター) WMP
(音声なし)
 「植物共生細菌を利用した植物プロバイオティクスの開発」 仲下英雄 氏 (理化学研究所)
7月21日(水) ここまでできた!お米の研究最前線
農林水産省 講堂(東京都千代田区霞が関1-2-1)
資料
 「本プロジェクトは何を目指しているのか」 高野誠 (農林水産技術会議事務局)
 「いもち病に強く、しかもおいしい米を作る」 福岡修一 氏 (農業生物資源研究所) WMP
(音声なし)
 「イネでカドミウムを吸収して農地をきれいにする」 西澤直子 氏 (東京大学)  PDF
 「限界を超える多収米をデザインする」 松岡信 氏 (名古屋大学)  WMP
(音声なし)
 「ゲノム解析で見えてきたコシヒカリのおいしさの起源」 矢野昌裕 氏 (農業生物資源研究所)
2009年(平成21年)
12月7日(月) 未来につながる稲のはなし
熊本市国際交流会館(熊本市花畑町4番8号)
資料
 「なぜ国はこんなプロジェクトを実施しているのか」 高野誠 (農林水産技術会議事務局)
 「ゲノムっていったい何だ」  松岡信 氏 (名古屋大学)
 「あと数年でこんな品種ができます」  安東郁男 氏 (農研機構・作物研究所) WMP
(音声なし)



 

農林水産省内ミニシンポジウム

開催日 タイトル 講演者 資料
2011年(平成23年)
第7回
12月22日(木) 「作物ゲノム解析とリソース・データベースの整備」 松本隆 氏
(農業生物資源研究所)
ゲノム解読技術の急激な進展によって、これまでコスト的に実現不可能であった個別品種の全ゲノム解読等が現実的に検討できるようになった。 一方で、ゲノム解読から生み出されるデータもこれまでとは桁違いの量になり、その解析やデータの蓄積にも新たな発想が必要になってきている。 さらに、そのようなディジタルデータを農業に応用するには、リソースの整備も重要になってくる。このような新しい技術開発に関する世界の現状を概観するとともに、これから日本の農業研究の進むべき方向を考察する。
第6回
11月21日(月) 「ゲノム解読の成果を活用した国際貢献」 神代隆 氏
(国際農林水産業研究センター)
WMP
石谷学 氏
(CIAT:国際熱帯農業センター)
WMP
芦苅基行 氏
(名古屋大学)
WMP
農水省では作物に乾燥耐性を付与する試みとして、DREBプロジェクトを推進している。昨年度まで研究リーダーを務めた神代氏が概要を紹介し、プロジェクトに参画している海外機関を代表してCIATの石谷氏がCIATにおけるDREBプロの成果を紹介する。
また、芦刈教授が、例年洪水による収量減に悩まされている東南アジア地域で、新農業ゲノム展開プロで単離された浮きイネ遺伝子を利用して品種改良を試みる等、これまで同定された有用遺伝子資源を用いて国際貢献を意識したイネ系統作出について紹介する。
第5回
10月21日(金) 「ゲノム育種の現状と次世代育種技術の開発にむけて」 矢野昌裕 氏
(農業生物資源研究所)
次世代シーケンシング技術を利用してコシヒカリのゲノム情報を解読し、そこから得られるマーカー情報(SNPs)、さらにそのマーカー情報を利用し進めている良食味遺伝子の同定について紹介する。さらに、ゲノムワイドなSNPマーカーを利用した次世代の育種技術開発について展望する。
第4回
9月13日(火) 「国産大豆品種の安定多収化に貢献する遺伝子の同定と機能解析」 石本政男 氏
(農業生物資源研究所)
WMP
大豆の生産現場で問題となっている事象を解決し、安定多収栽培の実現へとつながる有用遺伝子の同定・単離について紹介し、これからの国内育種に関して展望する。
第3回
8月23日(火) 「肥料や有用・有害土壌成分の吸収・蓄積メカニズムの解明と高蓄積・低蓄積品種の開発」 藤原徹 氏
(東京大学)
WMP
リン酸、カリ等の肥料成分、ケイ素、カドミウム、ヒ素等の有用・有害土壌成分の吸収・蓄積メカニズムについて、遺伝子レベルで明らかになったことをわかりやすく説明し、それらを活用した養分吸収の効率化、有害成分の低蓄積・高蓄積品種の開発について紹介する。
「植物と微生物との共生を活用して、肥料を効率良く利用する農業生産へ向けて」 南栄一 氏
(農業生物資源研究所)
WMP
日本は肥料原料を輸入に頼っているため、昨今のように肥料原料価格が高騰すると、すぐに生産コストにはね返る。そこで、肥料を効率よく利用できる作物の開発を進めている。マメ科の植物が持っている根粒菌の共生の仕組みが明らかになるにつれて、イネにも共通の経路があることが分かってきた。これまで夢物語でしかなかった窒素固定をするイネが、将来現実のものになる可能性が出てきた。
第2回
8月1日(月) 「生産性の向上に向けたゲノム研究の進展」 北野英己 氏
(名古屋大学)
WMP
生産性の向上に必要な収量構成要素(一穂籾数、枝梗数、穂長等)を増加させる遺伝子や重くなった穂を支えるための太稈遺伝子等、超多収品種を育成するための部品が揃いつつある。生産性向上に向けたゲノム研究の現状と将来展望を紹介する。
第1回
6月15日(水) 「作物の遺伝子資源の多様性とその利用技術の現状」 矢野昌裕 氏
(農業生物資源研究所)
WMP
多様な作物の遺伝資源とその具体的な利用例を、近年開発された利用技術とともに紹介し、遺伝資源の重要性及びそれを利用した育種の大きな可能性を理解してもらう。




「ここまでできた!お米の研究最前線」(2010年7月21日(水)開催)ポスター発表

発表番号 題名 作成者 所属 PDF
1 本プロジェクトは何を目指しているのか? 高野 誠 農林水産技術会議事務局 PDF
2 いもち病に強く、しかもおいしい米を作る 福岡 修一 農業生物資源研究所 PDF
3 イネでカドミウムを吸収して農地をきれいにする 石川 覚 農業環境技術研究所 PDF
4 限界を超える多収米をデザインする 松岡 信 名古屋大学 PDF
5 ゲノム解析で見えてきたコシヒカリのおいしさの起源 矢野 昌裕 農業生物資源研究所 PDF
6 収穫時の降雨による品質低下を防ぐ穂発芽耐性遺伝子 杉本 和彦 農業生物資源研究所 PDF
7 植物ホルモンで作物の高温障害を防ぐ 東谷 篤志 東北大学 PDF
8 イネの高温登熟障害が発生するメカニズムを解明 三ツ井 敏明 新潟大学 PDF
9 イネの開花期(出穂期)を自在に変える! 井澤 毅 農業生物資源研究所 PDF
10 植物の免疫システムをかいくぐる、カビの「ステルス作戦」の発見 西村 麻里江 農業生物資源研究所 PDF
11 洪水時には10mも伸びる浮きイネの秘密 芦苅 基行 名古屋大学 PDF
12 オオムギの花を閉じたまま受粉させる 小松田 隆夫 農業生物資源研究所 PDF
13 甘くて倒れない、バイオエタノール用ソルガム育種に向けた研究開発 佐塚 隆志 名古屋大学 PDF
14 根こぶ病に強く、品質に優れるハクサイF1品種「あきめき」の育成 松元 哲 野菜茶業研究所 PDF
15 いもち病にも白葉枯病にも強い稲を作る 高辻 博志 農業生物資源研究所 PDF
16 稲の細胞壁の成分を変えてバイオエタノールを効率よく生産する 石井 忠 森林総合研究所 PDF
17 残留性有機汚染物質(POPs)であるドリン類を強力に分解する微生物を世界で初めて単離 野尻 秀昭 東京大学 PDF
18 目的の遺伝子だけを狙って変異させる新技術 土岐 精一 農業生物資源研究所 PDF
19 遺伝子組換え作物からの遺伝子の拡散を防ぐ技術の開発 田部井 豊 農業生物資源研究所 PDF
20 様々な遺伝子の発現を操るスイッチ「転写因子」の機能を遺伝子組換えイネを使って探る 市川 裕章 農業生物資源研究所 PDF
21 遺伝子が、いつ、どこで、どの位発現しているか?が一目でわかる、発現アトラス・データベース 長村 吉晃 農業生物資源研究所 PDF
22 イネゲノムの解読データは、どのように利用されるのか? 伊藤 剛 農業生物資源研究所 PDF
23 ゲノムを解読して日本の大豆を改良する 片寄 裕一 農業生物資源研究所 PDF
24 天水田や乾燥地域でも生産可能な、乾燥に耐える稲、小麦品種の開発 長野 暁子 農林水産技術会議事務局 PDF
 

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