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ゲノム研究を活用する ダイズ - イネゲノムと未来 - 未来を切り拓くお米のチカラ - 新農業展開ゲノムプロジェクト

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ゲノム研究を活用する ダイズ

安定してとれるダイズをつくる

豆腐(とうふ)、納豆をはじめ、いろいろな食品の材料として利用されているダイズ。世界的に見ると、油の原料や家畜のエサに使われるケースが多いのですが、日本で生産されるダイズはすべて食用に使われています。

エンレイとペキン

ただ、日本では水はけの良くない田んぼの跡地で栽培されることが多いため、湿害や病気で生産が安定していないという問題がありました。そこで、湿害や病虫害に強いなどの役に立つ性質の多い「ペキン」という中国由来の品種の遺伝子を研究し、その強さを日本の品種に取り入れる研究が進められています。

ある性質の遺伝子を探すには、目印となるDNAマーカーを作らなければならないのですが、ダイズには同じような遺伝子が2つ以上あるので、DNAマーカーを作るのはなかなか大変です。

ダイズの連鎖地図(横線がDNAマーカーの位置)

この研究では、ゲノム塩基配列をもとにDNAマーカーを作り、「ペキン」と日本の代表的な品種「エンレイ」を使って染色体での並び順を決め、「ペキン」の湿害や病虫害に強い遺伝子を明らかにする取り組みが行われています。

安定して収穫できる新しいダイズ

中国由来のダイズ「ペキン」が持つ、湿害や病虫害に強いという性質を遺伝子レベルで明らかにして、日本の品種に取り入れることができれば、我が国でも安定して収穫できる新しいダイズの品種が誕生するというわけだね。

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