カイコゲノムから新しい農業へ

  • kaiko
  • kaiko
  • kaiko

カイコはショウジョウバエとならび、古くから遺伝学、生物学の実験材料として役立ってきました。カイコは飼育が簡単で逃げ出さない、体が大きい、実験材料 を大量に確保できる、といった利点を活かし、20世紀以降の遺伝学や、生物学分 野の研究発展に大きく貢献してきました。

21世紀の現代において我々は、カイコを農業害虫の多くを占める鱗翅目(チョウ目)昆虫のモデル生物として位置づけ、ゲノム情報の解読、発現遺伝子情報の獲 得、遺伝子地図の構築を進め、また、これらの情報を統合したゲノムデータベースKAIKObaseを通じて世界中に情報発信しています。カイコでの成果はアブラナ科野菜の重要害虫であるコナガや広食性のハスモンヨトウ等の研究にも活用されています。