オオムギゲノム研究


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オオムギは生産量において世界第4位の穀物であり、食糧として利用されるほか、飼料・ビール製造等に利用されています。現在、オオムギでは耐病性・穂発芽性などを制御して品種改良を目指した研究が行われていますが、ゲノム配列の解読が未完了なことから、オオムギ遺伝子の全体像の把握は十分に進んではいません。オオムギゲノム研究においては、遺伝子の構造や機能を明らかにするために、ゲノム解読の代わりに、栽培オオムギから発現遺伝子の情報を反映した「完全長cDNA」を大量に取得し、塩基配列を解読することによって、オオムギの遺伝子発現情報を網羅的に把握し、それぞれの遺伝子の機能の解明や農業上有用な生物現象の理解を目指しています。