Vigna属ゲノム研究


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現在、世界の農地では塩害、旱魃、土壌の酸性化やアルカリ化が深刻な問題になっており、今後の世界的な食糧問題の解決には、厳しい環境を克服した高度環境適応性作物の開発が不可欠である。この課題の鍵を握る植物が、Vigna属である。Vigna属とはアズキのなかまであり、砂浜に生息するもの、砂漠に生息するもの、また酸性・アルカリ性土壌などの過酷な環境に適応した野生種が多数存在する。したがってこれらの高度な適応機構を解明できれば、それを応用した耐性作物の開発が可能となる。そこで本研究では、このプロセスを大幅に促進する研究基盤として、Vigna属ゲノムデータベースを構築する。

具体的には、まずアズキと適応性に優れたVigna属野生種15種の全ゲノムを解読する。続いて、それらのゲノムを相互比較することで、特定遺伝子の重複や遺伝子発現制御領域の変異など、それぞれの種に特異な遺伝変異を網羅的に検出する。こうして得られた全ての情報を、全世界の研究者が利用可能なデータベースとして公開する。