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農環研隔離ほ場における開花期制御イネの生育状況


2013年8月7日(水)

薬剤処理の様子

7月10日に田植えをした開花期制御イネは順調に生育しています。
この遺伝子組換え開花期制御イネは、いもち病などを防除するために使用する植物抵抗性誘導剤という種類の農薬を散布すると開花が促されて花が咲きますが、散布されないと花が咲かないような性質を持ちます。これまで、温室では植物抵抗性誘導剤に散布により開花することが確認されていました。今回、野外で栽培しても開花のコントロールができるかどうかを確認するために、1回目の薬剤処理として、ルーチンという植物抵抗性誘導剤を散布しました。
枠水田には遺伝子組換えする前の日本晴と組換えイネ4系統を1組として、3組を並べて栽培しています。水田の水流を考慮し、1セットずつトタン板などを使って区切った後、薬剤処理しない組には何も散布せず、残りの2組には植物抵抗性誘導剤の散布量を変えて散布しました。
この後、それぞれの組がどのように生育変化していくか、観察しながら栽培していきます。

1.開花期制御イネの枠水田。

2.トタン板で区切った水田。

3.薬剤処理の様子。

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