QⅥ-2 |
遺伝子組換え農作物を含んだ飼料を与えられた動物の肉や乳、卵を食べても大丈夫なのでしょうか? |
遺伝子組換え技術を利用して製造された飼料(遺伝子組換え飼料)及び飼料添加物(遺伝子組換え飼料添加物)については、農林水産省において、
安全性確認が行われていましたが、遺伝子組換え飼料又は飼料添加物を摂取した家畜に由来する畜産物のヒトへの健康影響の評価については、平成15年7月1日以降、
食品安全委員会において行われることになりました。
飼料に係る食品健康影響に関しては、当該飼料中に含まれる有害成分が、家畜への給餌を介して、肉、乳、卵等の畜産物中に移行したり、
飼料中の成分が家畜の体内で代謝され有害物質に変換・蓄積される可能性等を考慮し、当該飼料及び畜産物の安全性を評価することが合理的であると考えられます。
遺伝子組換え飼料及び飼料添加物の安全性評価において、遺伝子組換え飼料及び飼料添加物の安全性評価では、遺伝子組換え食品や遺伝子組換え微生物を利用して製造される食品添加物と同様、
既存の非組換え体由来の飼料あるいは飼料添加物を対照とし、新たに付け加わる可能性のある上記のようなリスクについて評価することが妥当と考えられています。