平成21年12月8日 独立行政法人 農業生物資源研究所 |
独立行政法人農業生物資源研究所とライプニッツ植物遺伝作物学研究所(IPK)が 研究協力に関する覚書を締結
独立行政法人 農業生物資源研究所(以下、生物研)は、ドイツに設置されているライプニッツ植物遺伝作物学研究所(以下、IPK)との研究交流・協力を促進するため、2009年12月8日に科学研究協力覚書(MOU)を交わしました。
この協定の締結により、生物研とIPKの間の研究者の交流、共同研究の実施などを通じて、生物研が推進しようとする農業生産性の飛躍的向上、農産物の新たな需要の創出ならびに新産業の創出に関する研究の進展が期待されます。
生物研では今後とも海外研究機関との連携・協力を積極的に進めていきます。
【研究協力の要旨】
生物研では、イネゲノム研究等の研究成果を基盤として海外研究機関(大学等を含む)との積極的な研究交流・共同研究を進めており、IRRI(国際稲研究所)、コーネル大学、CSIRO(豪州連邦科学産業研究機構)等の海外の研究機関と研究協力に関する覚書(MOU)を締結してきましたが、海外研究機関との積極的な研究交流、情報交換、研究者の交流を図ることが生物研の担うべき課題のひとつであると位置づけ、取組みの強化をしてきたところです。
今回、石毛光雄理事長がIPKの所長アンドレアス・グラナー教授と協議を行った結果、生物研とIPKとの研究協力関係に合意し、共同研究覚書を交わしました(写真)。
IPKはドイツにおける公的研究機関として植物を対象に、遺伝資源、遺伝学、バイオテクノロジーなど研究が活発に行っています。
【MOUの概要】
本MOUの下では、以下のような広範囲な協力活動が行われます。
・合同研究プロジェクトの企画調整および促進。
・研究者および職員の訪問を通じた専門的知識・技術の交換。
・共通の関心の対象である出版物や情報などの交換。
MOUを取り交わすIPK所長アンドレアス・グラナー教授と石毛理事長 (写真をクリックすると拡大表示されます。)
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