農業生物先端ゲノム研究センター

生体分子研究ユニット


立体構造を介したタンパク質の機能改変技術の開発

 生物は、遺伝子が作り出す何万種類ものタンパク質を中心とした、数多くの生体分子で構成されます。生体分子は、他のタンパク質や核酸、糖、ホルモンなどと相互作用することで機能を発揮します。相互作用は生体分子の形(立体構造)で決まるため、生体分子の形を調べることは、それらの働きの理解に役立ちます。
 生体分子機能研究ユニットでは、農業上重要なタンパク質などの生体分子について、立体構造と機能を解明します。タンパク質などに結合して機能を制御する化合物を、立体構造に基づいてコンピュータ検索を行い、農薬開発などへの応用に役立てます。また、生物の成長に伴って変化する生体分子の種類や量を明らかにするために、いつ、どこで、どのような生体分子が働いているのかを明らかにし、生命現象の理解を深めます。

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    生体分子研究ユニットでは、さまざまな分析装置を利用し、タンパク質の構造と機能を解析しています。

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