農業生物先端ゲノム研究センター

作物ゲノム研究ユニット


イネ・コムギ・オオムギ・ソルガムのゲノム解析と農業上重要な遺伝子の機能解明

 作物ゲノム研究ユニットではイネ科作物(イネ・ムギ・ソルガム)について、種々の研究の基盤的情報となるゲノム解析と農業上重要な性質を司る遺伝子の発見と働きを調べる研究を行っています。イネについては、品種や系統間の特性を明らかにするためのゲノム解析や、多数の遺伝子の動きを効率的に調べる手法により環境変動や病気など様々なストレスによって遺伝子がどう変化するかを調べます。コムギについてはすべての遺伝子を明らかにする国際プロジェクトの一員として、ゲノムの塩基配列を明らかにするとともに、コムギとオオムギにおける開花を司る遺伝子や穂の形を決める遺伝子など様々な遺伝子を発見して、新しいムギ品種を作成する為の基礎研究に取り組んでいます。ソルガムは従来家畜の飼料として利用されてきましたが、石油代替のエネルギー源として利用するために、病気に強くする遺伝子の研究が行われています。

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    オオムギの開花の機構、矢印部分が膨潤します。
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    病気にかかったソルガム。収量が低下するため、病気に強い品種が求められます。

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