家畜の生産性向上や家畜の健康を守るための研究開発

畜産物は、人にとって必要不可欠なアミノ酸をバランス良くかつ豊富に含む食品です。動物科学研究領域では、この良質な動物性タンパク質を、皆さんの食卓に十分にまた納得できる価格で届けるため、家畜等の生産性を高める研究を行っています。具体的には、精子や卵子の元になる生殖細胞や、多能性幹細胞に関する研究を行い、家畜の新しい改良・増殖技術の開発に取り組んでいます。また、家畜が光や温度、育成環境などのストレスに反応する仕組みや、脳や卵巣・子宮等が家畜の繁殖性を調節する仕組み、家畜が病原体などから身を守るために働く免疫などの生体防御の仕組みについて研究し、家畜をより効率的、健康的に生産、飼育するための技術開発を進めています。

竹中領域長

領域長:
竹中 昭雄(たけなか あきお)
(Ph. D.)
E-mail:akio@affrc.go.jp