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プレスリリース、参考資料(1.目的、2.用いた組換えカイコの系統、3.組換えカイコの飼育
4.繰糸、図1、図2図3、図45.試作品(一部)、6.今後の展開、図5図6、図7

プレスリリース
平成20年10月24日
独立行政法人 農業生物資源研究所

世界初、遺伝子組換えカイコによる高機能繊維の開発

- 緑色、赤色、オレンジ色等の蛍光色を持つ絹糸などの開発に成功 -


農業生物資源研究所は、東レ(株)、東京農工大学、群馬県蚕糸技術センター、群馬県繊維工業試験場、理化学研究所及びAmalgaam有限会社との共同研究により、遺伝子組換えカイコによる高機能絹糸・繊維の開発に成功しました。

農業生物資源研究所は平成12年に遺伝子組換えカイコの作出に成功していますが、今回その技術を応用し、また実用品種との交配・選抜を繰り返すことによって絹糸の実用性を高めて、緑色、赤色、オレンジ色等の蛍光色を持つ絹糸や、世界で最も細い絹糸、細胞接着性を高めた絹糸の開発に成功しました。

また、従来の高い温度で繭を煮て繭層から繭糸を繰り目的の太さの絹糸を作る方法(繰糸法)では蛍光を持つ成分が壊されてしまうことから、新たな繰糸方法を開発し、蛍光色を残したまま繭から生糸を繰り取ることを可能にしました。

さらに、遺伝子組換えカイコの繭から得た絹糸の衣料あるいは医療素材としての特性を試験・評価するために織物(ワンピース、ジャケット、ショールなどのニット)やインテリア用品(ランプシェードなど)、人工血管や角膜培養のフィルムなどを試作しました。これらの試作品は、自然光でも薄緑色やピンク色を呈していますが、特定の波長の光を当てると蛍光色を発します。

これらの試作品は、平成20年10月29日水曜日、30日木曜日に東京国際フォーラムで開催されるアグリビジネス創出フェアで展示する予定です。

この成果は、農林水産省からの受託研究である、「アグリバイオ実用化・産業化研究」プロジェクト(平成16年〜20年度)において進められてきた研究からの成果です。


【問い合わせ先】
研究代表者:(独)農業生物資源研究所 理事長石毛 光雄
プロジェクトリーダー:(独)農業生物資源研究所
遺伝子組換えカイコ研究センター センター長 田村 俊樹
電話番号:029−838−6091
広報担当者:(独)農業生物資源研究所 広報室長新野 孝男
電話番号:029−838−8469


【掲載新聞】 10月24日金曜日:上毛新聞、10月25日土曜日:日本経済新聞、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞(夕刊)、産経新聞、中日新聞、東京新聞、茨城新聞、日本農業新聞、10月27日月曜日:日経産業新聞、化学工業日報、10月29日水曜日:日刊水産経済新聞、10月30日木曜日:朝日新聞、朝日新聞(大阪)、フジサンケイビジネスアイ、11月5日水曜日:繊研新聞、11月7日金曜日:科学新聞、11月9日日曜日:しんぶん赤旗、11月21日金曜日:長野日報、信濃毎日新聞、毎日新聞、岡谷市民新聞、11月28日金曜日:フジサンケイビジネスアイ、12月22日月曜日:化学工業日報、2009年1月9日金曜日:日本経済新聞

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