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プレスリリース
平成22年9月15日
独立行政法人 農業生物資源研究所

独立行政法人農業生物資源研究所の遺伝子組換え温室で
天窓が開放されていたことについて


独立行政法人農業生物資源研究所において、遺伝子組換え温室の天窓が一時、開放状態にあったことが判明しました。この結果につきましては、関係監督官署へ相談・届け出を行い、その指示・指導の下で適切に処置をしており、主務省にも同様に報告しました。

このようなことは、国からの付託を受けて事務・事業を行う試験研究機関である独立行政法人として、その信頼を損なう重大な事態であると重く受け止め、今後同様な事例が繰り返し発生することのないよう、再発防止に万全を期す所存です。

なお、遺伝子組換え温室の構造などから、花粉飛散の可能性は極めて低いと考えられます。念のため、花粉飛散の可能性についてPCR検査によりモニタリング中です。結果については速やかに公表いたします。

○経緯

本年9月9日と9月14日に、遺伝子組換え温室の天窓がそれぞれ一時的に開放状態であったことが判明しました。

温室の中には、研究中の遺伝子組換えイネが育成中でした。

温室の構造上、花粉飛散による組換え遺伝子の環境中への放出の可能性は極めて低いと考えられます。

念のため、現在周辺のイネについて、PCR検査によりモニタリングを実施中です。

○再発防止方針
1) 遺伝子組換え実験に使用している温室については、天窓が開閉することがないように、固定するなどの措置を実施しました。
2)遺伝子組換え実験に関する法令及び当法人の規程等に関し、全職員に対する教育・指導を行い、遺伝子組換え生物等の適正な管理の再徹底を図ります。
【本件に関するお問い合わせ先】
安全管理室:渡邉
電話番号:029−838−7927
以   上

本資料は、筑波研究学園都市記者会、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブに配布しています。

 【掲載新聞】 9月16日木曜日:読売新聞、毎日新聞、朝日新聞、産経新聞、東京新聞、茨城新聞、常陽新聞、日本農業新聞
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